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2017年、福重小学校5年生の田植え(概要報告)

写真1:福重小学校5年生(田植え前)

2017年、福重小学校5年生の田植え(たうえ)
日時:2017年7月3日
0900分〜10時20分  場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:
全体で約60名、(児童:46名、他:先生・保護者・関係者など)
指導員(しどういん):清水さん 

写真2:指導員の清水さんの話し中
写真3:苗を持って田んぼを進む
写真4:先頭の組は既に田植え開始中

主な内容:この日、朝は曇り空ながら、しばし青空も見える天気でした。福重小学校の田植え(たうえ)は、総合学習の一つとして毎年おこなわれています。まず、今回も指導された清水さんから、田植えについて主に、次の<>内などの説明(せつめい)がありました。なお、下記は田植え前と後の話をまとめて書いています。

指導員の清水さんのお話

 「今年6月30日に皆で種まきした。それが先日から田植えできるようになった。今年は梅雨時季なのに雨が少ない」、「米には水稲(すいとう)と陸稲(りくとうう)がある。今日は水稲でモチ米(こめ)とウルチ米(まい)の2種類だ。ウルチ米(まい)は、毎日食べている普通の米だ。モチ米は、正月などに食べるモチになる」

  「この水田にきている水は、郡岳などに降った水を2km先の水源地から用水路で引いている」、「今日、皆が植える田んぼの広さは3畝(せ)(約300平方メートル)である。田植え機ならば30分かからないが、今日、皆は手植えなので2時間位だろう」、「ジャンボタニシの発生で駆除(くじょ)しても出てくるので農家(のうか)は苦労(くろう)している」、「おいしい米を作ろうと言うことで、今まで何十回となく品種改良(ひんしゅかいりょう)してきた」

  「今日は、一列づつ順序(じゅんじょ)よく手植え(てうえ)でやっていくから言う通りに植えてもらいたい」、「9月頃に稲(いね)の花が咲き、その後の10月頃になれば稲刈り(いねかり)もする。また、年末には餅(もち)つきもして食べられる」、「人が生きていく上でなくてはならない食料(しょくりょう)を作っていく大切(たいせつ)さを、今日の田植えをおこなって自分たちも分かると思う」

 「手植えのため、一列づつ順序よく植えていくから言う通りに植えてもらいたい」、「田んぼに入れば泥(どろ)で汚れるので注意して、ゆっくり作業して下さい」、「みんなが植えたのが秋になれば稲刈りをおこない、また餅つきもして食べられるから、食料を作っていく大切さも自分達で分かると思う」などでした。

田植え
 その後、指導員や保護者(ほごしゃ)の方から、児童一人ひとりで育苗箱で育った苗を受け取りました。そして、さあ、田んぼに入る段になって、不慣れと水の冷たさからか、「キーキー、キャーキャー」の一騒動(ひとそうどう)となりました。しかし、教えてもらいながら田植え紐(15cm位の間隔(かんかく)で丸い球の付いた手植え用のひも)を目印(めじるし)に大体同じ間隔に植え始めました。

 一列終わったら、清水さんから「バックして」との号令がかかり、その後、十数列の田植えが続きました。最初(さいしょ)は、慣れていないため時間もかかったり、植えた列も曲がった状態(じょうたい)でした。しかし、5列目以降(いこう)になると上手になって、ハイピッチなっていきました。例年の終了時間よりも、今年は早く終わった感じでした。

 2品種のコメを植え終わり、足や体についた泥を水で流した後は、終了ミーティングでした。その中で、いくつかの質疑応答(しつぎおうとう)もあり、「連作障害(れんさくしょうが)は、あるのか?」などの、なかなか鋭い(するどい)質問(しつもん)もありましたが、清水さんは丁寧(ていねい)に答えておられました。

 最後(さいご)に、児童全員の大きな声で、「ありがとうございました」があり、全ての田植え授業(じゅぎょう)が終わりました。今日、福重小学校5年生の田植えに参加された児童、先生、指導員やPTA関係者の皆様、大変お疲れ様でした。

写真5:指導通りに、田植え中

写真6:(左奥)故郷の山=郡岳も児童を見ている
写真5:横一線で田植え真っ最中(指導員、PTA、保護者も支援中)
<関係ページ>
2015年7月7日、5年生の田植え

大村歳時記シリーズの田植え(たうえ)

・米(コメ)に関係する:『瑞穂の国



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