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線刻不動明王像(弥勒寺の不動明王)
写 真
所在地:大村市弥勒寺町、弥勒寺町公民館敷地内


  不動明王
の描かれている石は、弥勒寺町公民館の敷地内(市道の脇)に安山岩で台の上168cmくらいの自然石です。制作推定は、「鎌倉中期から前期」と言われています。 (左写真は不動明王) この不動明王の詳細な紹介は、既に『福重の名所旧跡』の不動明王」のページに掲載中です)

 
また、不動明王を専門的に紹介して頂いている本に、『九州の石塔 上巻』(著者:多田隈豊秋 氏 出版者:西日本文化協会 1975年8月出版)があります。

 この本に不動明王の記述=「これ程の名碑が、これまで未紹介のまま放置されていたのは寧ろ不思議である。諌早市西ノ郷梵字大旦二尊碑と共に長崎県所在碑塔の双壁といってもいいだらう。」と書いてあります。

 このことは私個人の解釈ながら、「この不動明王は素晴らしい名石碑で(完成度その他は)長崎県内では諫早の石碑とともに双壁である」とまで高く評価されていると思われます。


  あと、この本は専門書のため、上野の方で分かりやすく口語訳すると概要次の< >ようなことが書かれています。

  この不動明王の高さは、安山岩で台の上168cmである。この自然石の板碑の幅は、頭部65.0cm、中央76.0cm、下部78.0cm、厚さは28.0〜42.0で、表面一杯に御座所に座っている不動明王一体の線刻がある。石面は磨耗したり剥落している箇所もあり、鮮明さを欠く部分もあるが、全体的に見て図柄は適確な筆致により表現されおり、とりわけ形を描いた線に力強い迫力がある。 

 左画像は、私がデジタルカメラで撮った写真から線刻の分かる範囲内で線をなぞるようにしてパソコン(CG)で描いた絵です。当然、顔の部分も写っているのですが、肝心の目などの形が描きにくく、現時点では、これ以上できませんでした。ただし、鮮明な拓本などあれば、顔の部分も再現可能と思われます。

 個人的な感想ながら、上記の専門書に書かれてある通り、このような自然石で、左図のような適確な筆致で、鮮明な表現力の線刻は、ただ見事と言うしかありません。「鎌倉中期から前期」頃の弥勒寺郷周辺に、このような素晴らしい線刻のできる方がおられたこと自体に私は驚きました。
(掲載日:2007年12月23日)

<関係ページ>   『福重の名所旧跡と地形』(もくじページ)
             ・線刻不動明王像(注:詳細な記述あり)


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