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大村の馬頭観音

堀池の馬頭観音
堀池の馬頭観音

堀池の馬頭観音のデータ

 (1)石仏名称 堀池の馬頭観音(ほりいけ の ばとうかんのん)
 (2)所在地 大村市黒丸町、釈迦堂敷地内(玄関の左側)
 (3)本体の大きさ 高さ67cm、横幅32cm、胴囲80cm
 (4)土台石の大きさ 高さ30cm、横幅46cm、周囲180cm
 (5)制作年代 土台の碑文には「大正二年旧一月」 <大正2(1913)年、旧暦の1月>と彫られている。
 (6)主な特徴  (基本形は)三面六臂(さんめんはちひ、さんろっぴ)
 (7)特徴点の補足 保存状態は良い。
 (8)感想、その他 毎年4月の釈迦堂で花祭りがある時に地元の方によって一緒に祀られている。この馬頭観音は市道脇から直ぐ入った所にあり、誰でも見学ができる。

(大村)郷村記:上表の制作年代でもお分かりの通り、大正時代の建立のため、江戸時代に編纂された(大村)郷村記に記述はない。
土台石の碑文は、次の「」内の通りである。「大正二年旧一月建之 馬頭観世音 堀池 津田木郷
<注:左側写真は堀池の馬頭観音本体と土台である。

<補足説明>
  右側(上から2番目)写真は、堀池の馬頭観音の土台石に彫られている碑文の拓本である。上表のデータ部分と重複した記述になるが、改めて書くと、その碑文は、次の「」内の太文字である。なお、拓本写真でも分かる通り、最後の郷名は2行であるがホームページの関係上、横1行に改めた。

 「大正二年旧一月建之 馬頭観世音 堀池 津田木郷

 上記の現代語訳は、次の<>内の青色太文字である。 <馬頭観音を大正2(1913)年、旧暦の1月に堀池と津田木郷(の者)で之(これ)を建てた

 念のために、碑文では確かに「堀池」と「津田木」の二つの郷で建立されているが、名称が長くなるので便宜上、堀池の馬頭観音とした。また、先の二つの郷は、現在どちらとも大村市黒丸町である。しかし、両郷の名称とも江戸時代の大村藩領絵図にも書かれているので、長年あった郷名と思われる。

 あと、この馬頭観音は上表の感想項目にも書いているが、市道脇にある釈迦堂の手前側にあるので、見学しやすいものである。なお、ご参考までに、この堀池の馬頭観音は石仏の専門書である日本石仏図典(日本石仏協会・編纂、1986年8月発行)312ページに写真掲載されている。

(初回掲載日:2015年8月20日、第二次掲載日:2015年8月21日、第三次掲載日:2018年 月 日 )

馬頭観音の用語解説  

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