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福重郷土史同好会
2007年の活動報告(9)

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今富キリシタン墓碑(今富町)
馬込の水神様(草場町)
この近くに水車があった
第9回福重郷土史同好会・例会
日時:2007年8月8日19時30分〜21時50分
場所:福重住民センター・中会議室   参加者:6名
1)報告
(1)6月20日〜22日大村CATVで『古代の道と駅』放送
(2)7月7日ふれあいふくしげの点灯式(地域の方、利用可)
(3)7月20日「今富キリシタン墓碑について新説」発表(長崎新聞には7月21日掲載)
(4)7月26日福重地区開発委員会・福重史跡巡り、5名参加
(5)7月29日天正少年ゆかりの地ツアー(福重から3名参加)
(6)7月31日大村市教科研・社会科部会の史跡探訪、15名参加
(7)8月1日今富町老人会、郷土史と古写真上映会、26名参加
(8)8月6日今富町の福重さんに福重飛行場、水車、十二社権現跡の場所、今富の風習、石垣イチゴなどを聞く(増元さんと上野) 別紙報告

2)大村CATVの『古代の道と駅』の録画を見た
 
この放送は、大村ケーブルテレビにより「歴史の散歩道」番組として、6月20日〜22日に放映された。その前の6月7日に福重郷土史同好会(3名)が取材協力した。(その時の内容は、ここからご覧下さい

3)今富キリシタン墓碑の新説(別紙報告書あり)
 大石一久先生と大村史談会がキリシタン墓碑について新説を7月20日に発表された。新聞掲載内容の主な点は、下記の2事項と思われる。(注:今富キリシタン墓碑の詳細は、ここからご覧下さい

(1)夫婦墓ではないか?
(墓頭部に従来説の一瀬栄正でない年号や名前が発見された)
(2) 一瀬栄正の奥さんは中浦ジュリアンの叔母さんに当る。
 なお、上記(2)のことについては『福重のあゆみ』(著者:増元氏、2003年2月発行)に既に発表されていた内容である。これについて『福重のあゆみ』には、次の通り書いてある。< >内がその引用。

 < 大村純忠の使者の中浦ジュリアンは詳しい身元が分からず、中浦の領主・甚九郎の子とだけ伝えられていました。ところが最近になって中浦城主・小佐々甚九郎の子の小佐々甚吾であることが分かりました。後で述べる「今富のキリシタン墓碑」は今富の一瀬さんのご先祖の一瀬栄正の墓ですが、その一瀬栄正の奥さんが小佐々甚九郎の妹です。中浦ジュリアンの叔母に当たるのです。  引用終了。(ホームページ版は、ここから、ご覧下さい

十二社権現の折れた鳥居(今富町)
帯取殉教地跡の碑(今富町)
4)福重の水車について (別紙、作成中の資料あり)
 ほぼ、野田町・今富町・立福寺町・弥勒寺町・草場町に存在した水車及び水力式の米つき機(米搗き機)が調査できた。特に今富町の福重さん宅にあった水車は高さ約4m、石臼20個、瓦屋根の精米所だった。明治43年頃の水車内部の写真もあった。

 今後も調査の残っている町内及び上記の調査済み町内の補充調査含めて検討しているので、水車などについての情報や古写真の提供をお願いしたい。

5)今富の福重飛行場や十二社権現のあった位置など
 (別紙、資料あり。福重飛行場の詳細は、ここから、ご覧下さい
(1)福重飛行場についての補足
 今回の調査資料では飛行場の工事期間が、あまりにも短期間ではないだろうか。工事完了は、ほぼ分かっているので開始月について、今後も調査する必要がある。戦後の滑走路の払い下げなどについては、今回の調査で、より鮮明になった。

(2) 十二社権現のあった位置
 十二社権現のあった所(宣教師マチャド神父とペトロ神父の殉教地と言われている)は、福重郷土史同好会の度重なる調査により従来説の位置でないことが判明した。結論は現在、帯取殉教記念碑の立っている位置ではない。十二社権現のあった所は、もっと南西方向に目算ながら350m近く郡川寄りと思われる。その根拠として

・地元の方々が異口同音に「十二社権現は、あの位置(帯取殉教記念碑)ではなく、もっと郡川寄りだ」と証言されている。
・折れた鳥居は、何回も畑や山の中を転々した。今も、帯取集会場にあるもの、また帯取殉教記念碑近くにあるものと分かれて点在としている。
・元々、神社の鳥居は入り口(=低い位置にあり。神社本殿は高い位置)にあるものであり、帯取の地形からして、現在の帯取殉教記念碑周辺にある折れた鳥居は高い所にあり、位置的におかしいではないか。
・大村史談会の論文に書かれている位置は、最初から地元で「位置の間違い」と指摘されていた。(注:念のため、この史談会の論文をキリスト教関係者及び『大村市の文化財』の本なども踏襲されていると思われる)

など、地元の方の話しがある。つまり、従来説(帯取殉教記念碑のある所=十二社権現のあった所)は、位置の間違いと思われる。

7)次回の史跡見学
日時:9月29日13時から  場所:大村市沖田町  集合:沖田町公民館へ直接集合する。

8)会計などについて
 同好会の会費は、半期ごと(4月、10月)に会員の自主納金方式とする。

9)次回の例会
日時:10月10日19時30分〜  場所:住民センター・中会議室  内容:今後の計画など

(報告書は、以上)
掲載日:2007年8月10日
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