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(2019年度)福重小学校・郷土史クラブ(沖田踊についての質疑応答など)
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福重小学校・郷土史クラブ、点呼中(奥の左側のハッピ姿は沖田踊保存会沖田会長)
福重小学校・郷土史クラブ(沖田踊についての質疑応答など)
質疑応答中、(奥の左側は沖田会長、右側は上野)
写真奥側で沖田会長長刀(なぎなた)の説明中
太鼓長刀を直接さわってみる

日時:2019年11月12日14時50分〜15時40分
場所:福重小学校・教室
出席:全体20名(児童14名、先生4名、沖田氏、柴田氏、上野)
説明:沖田踊保存会・沖田会長
展示物:沖田踊の楽器は鉦(かね)、太鼓(たいこ)など、黒装束(くろしょうぞくの衣装(いしょう)や小物、練習用(れんしゅうよう)の脇差(わきざし)や長刀(なぎなた)、それに大きな写真(しゃしん)パネル、その他。  配布資料(はいふしりょう):パンフレット

主な内容:沖田踊についての質疑応答など
 まず、沖田会長からあいさつがあり、「みなさんのことを色々なところで話している。すると福重小学校の児童が歴史(れきし)や沖田踊を勉強していることについて、多くの方がおどろいておられる。がんばって勉強(べんきょう)してほしい」などを話されました。

 今回(こんかい)の郷土史クラブは、沖田踊全体について、児童と保存会長との質疑応答(しつぎおうとう)でした。児童からの質問(しつもん)は、踊り全体の流れ楽器(がっき)衣装(いしょう)道具(どうぐ)費用(ひよう)など、広く出されました。その主なものは、次からのQAです。念のため、書くにあたって上野の方で少し補足(ほそく)もしています。

Q1:大太刀(おおたち)、小太刀(こだち)は、何名(なんめいで踊るのか?
A2:その時によって違う(ちがう)。大太刀(おおたち)、小太刀(こだち)とも、8〜10名くらいだ。

Q2:楽器(がっき)は、これまで変わってきたのか?
A2:楽器(がっき)そのものは、変わっていはいない。ただし、長い歴史(れきし)があるし、また今みたいに(録画できる)ビデオがないので、歌詞(かし)やかけ声は、少し変わったかもしれない。沖田踊り自体が戦に関係する踊りで、禁止されたり道具(どうぐ)を捨てなければいけない時期(じき)もあったことから、長刀(なぎなた)や脇差(わきざし)などの刀類(かたなるい)は、変わったとおもう。


Q3:笛(ふえ)を吹く(ふく)人を、なぜ『はやし』とか『はやし方』というのか?
A3:それは、笛(ふえ)を吹く(ふく)ことによって盛り(もり)上げる役目(やくめ)があるためだ。踊りの本番(ほんばん)だけでなく、道行き(みちゆき)=会場に入る前(まえ)から笛(ふえ)をふいて入ってきて盛り上げていく。

Q4:太鼓(たいこ)の叩き方(たたきかた)は、どうするのか?
A4:(パンフレットの)14〜15ページを見てください。この写真にあるような叩き方(たたきかた)をする。

Q5:なぜ、顔(かお)を白く化粧(けしょう)するのか?
A5:たくさんの見学者(けんがくしゃ)がおられるので、はなやかな姿(すがた)を見てもらおうとしている。いつも、このような時には、踊り保存会の衣装部(いしょうぶ)や化粧部(けしょうぶ)が、時間かけて準備(じゅんび)する。

Q6:衣装(いしょう)は、だれが作っているのか?
A6:衣装(いしょう)は、沖田踊保存会の衣装部(いしょうぶ)が作っている。(つまり、手作りである。全部ではない) ただし、大人の和服衣装(わふくいしょう)は、呉服店(ごふくてん)などから買っている。子ども用の衣装(いしょう)は、公民館(こうみんかん)で保存(ほぞん)するが、乾燥(かんそう)など保管(ほかん)には気を使っている。大人用は、各自で保存している。

Q7:大太刀(おおたち)と、小太刀(こだち)は、練習(れんしゅう)や本番(ほんばん)で、違うのか(ちがう)
A7:踊りは、歌詞(かし)によって役割(やくわり)が違う。<パンフレットの写真にあるように互いに位置(いち)をいれかえながら踊っていく>

Q8:大太刀(おおたち)と、小太刀(こだち)の人の分け方<人数(にんずう)>は、どうなっているのか?
A8:大太刀(おおたち)の方は年長者(ねんちょうしゃ)で5〜6年生、小太刀(こだち)は年小者(ねんしょうしゃ)で3〜4年生などと分けて踊っている。あと、長刀(なぐなた)や刀で切り合う動きがある踊りは、九州では珍しい郷土芸能(きょうどげいのう)だ。

Q9:沖田踊の費用(ひよう)の総額(そうがく)は、いくらかかったのか?
A9:古くからある踊りなので、前からあるのをそのまま使っていることも多い。そのため費用(ひよう)全部(ぜんぶ)は、今では分からない。ただし、年度(ねんど)ごとに予算(よさん)を決めて、たとえば傘鉾(かさぼこ)を新しくする時は、約50万円などとして使っている。あと、収入だが、沖田踊は国の重要無形民俗文化財(じゅうよう むけい みんぞく ぶんかざい)でもあるので、大村市などから補助金(ほじょきん)もある。しかし、ほとんどが沖田踊保存会・会員からの会費(かいひ)で、まかなっている。

 児童は、それらの後(あと)、各自(かくじ)で楽器(がっき)、長刀(なぎなた)、脇差(わきざし)や衣装(いしょう)などをさわっていました。最後(さいご)に、児童全員(じどう ぜんいん)から保存会長、柴田氏、上野へ、「今日は、ありがとうございました」とのお礼(れい)がありました。

 

次回の福重小学校・郷土史クラブは、12月10日

<当面の主な学校関係行事>
 ・11月28日、福重小学校・学校評議委員会
 ・12月10日、福重小5年生の餅つき大会


<2019年度、福重小学校・郷土史クラブ関係ページ>
2019年度・第1回(2019年5月28日)郷土史クラブ(概要報告) 、2019年度・第2回(2019年6月18日)郷土史クラブ(概要報告) 、2019年度・第3回(2019年7月9日)郷土史クラブ(概要報告) 、2019年度・第4回(2019年9月10日)郷土史クラブ(概要報告)  、2019年度・第5回(2019年11月12日)郷土史クラブ(概要報告)

<主な関係ページのリンク先> 「沖田踊(おきたおどり)

(初回掲載日:2019年11月13日、文章を改訂し再掲載日:11月15日)


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