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大村の歳時記シリーズ 鯉のぼり
鯉のぼり (大村市三浦出張所前広場の上、2020年4月10日撮影)
郡川の鯉のぼり (大村市、鬼橋の上流約350m付近にある井堰の上、2021年5月4日撮影)
鯉のぼり (野岳新茶祭り会場、2013年5月3日撮影)
武者絵のぼり、鯉のぼり(2017年5月21日、虹の原養護学校から撮影)
 
鯉のぼり (中里町、2020年4月25日撮影)
鯉のぼり(鯉幟、こいのぼり)

はじめに
 今回の「鯉のぼり(鯉幟、こいのぼり)」について、極簡単ながらも既に大村歳時記シリーズ(もくじ)端午の節句、ちまき」ページにも掲載していますので、ご参照願います。ただ、今回先のページとは分けて紹介する必要性もあったので、当然「端午の節句」についても触れますが、主には「鯉のぼり(鯉幟、こいのぼり)」を中心に、これから書ていきたいと思います。

 それは、何故(なぜ)かといいますと、鯉のぼりは毎年4月や5月頃に私自身が見慣れ過ぎていることもあります。さらには、何事も深く考えずに毎日過ごしている性格上もありますが、この鯉のぼりについても、分かっているようで全く分かっていない事柄もあったからです。それらを少しでも反省しつつ、まず、下記<>内に事典を引用して書きます。

 ただし、念のため全国でも大村市内でも、歳時記内容(祝い方など)上の、鯉のぼりそれ自体は、そう変わらないものですから、「何か大きな地域オリジナル性があるのか」と問われれば、「それは見当たらない」と思います。

鯉のぼりとは
・用語解説-----下記二つの事典=<>内を参照願います。
デジタル大辞泉よりより
鯉幟(こいのぼり)
 布または紙で、鯉の形に作ったのぼり。端午の節句に戸外に立てる。鯉の滝のぼりにちなんだもの。鯉の吹き流し。五月幟(さつきのぼり)。

 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より
鯉幟(こいのぼり)
 5月5日の端午の節供に,男子の出世と息災を祈って戸外に立てる幟。江戸時代中期以降,武士がこの日を尚武の日として,旗指物などの武家飾りを門口に立てたのに対し,町人が滝をも登るとされる出世魚のコイを幟として立てて対抗したことに始る。

 初めは紙製で,長さも 40〜50cmほどのものであったが,明治以後は大型となって 10m以上のものがつくられるようになった。上から吹流し,真ゴイ,緋ゴイの順に流すのが定法である。

鯉のぼり飾りについて
 鯉のぼりと一口で言っても、その自体も、さらに同時に飾る色々なものまで含めるならば、大村市内でも全国でも様々あるようです。また、その大きさも、広い庭先に特別の櫓(やぐら)を組んで長くて太い孟宗竹(もうそうちく)を立て、それに飾る豪快に見える昔から続く大規模な飾りつけもあります。逆に、団地かベランダサイズ的な小規模なものも当然多くあります、ここでは、昔から続く大規模な飾りつけを中心に紹介していきます。下段の用語解説も、参照願います。

 このページでは、市内で現在でも良く見る昔ながらの飾り名称や意味を上から順番に書いていきます。なお、この項目の解説は、例えば福重地区の古老などからの言い伝えを中心に書いていますので、もしかしたら全国例では違う解釈などもあるかもしれません。下記項目は、あくまでも参考程度に閲覧願います。

左上部:鯉のぼり、中央部:武者のぼり (草場町、2022年4月30日撮影
 ・回転球(かいてんきゅう)=神様を迎えるため、神様が見つけてやすいように一番高所に派手な金色の球体が付けてある。
 ・矢車(やぐるま)=風が吹けばカラカラと鳴るので、魔除け(まよけ)の意味がある。
 ・五色の吹き流し=魔除け(まよけ)や厄除け(やくよけ)などの意味がある。  
 ・(こい)---真鯉(まごい)=お父さん 緋鯉(ひごい)=お母さん 小さな鯉=子供たちである。つまり、鯉のぼり自体は、家族を表している

 武者のぼりは、上記の鯉のぼりと違いますが、端午の節句飾りには当然、この武者のぼりも飾られて、生まれた男の子の名前が染め抜かれています。また、これは「武者絵のぼり」とか「五月幟(ごがつのぼり)」ともいわれ、そのは、どれも力強い武将(近年では動物のトラなどもあり)が、図案化されています。ただし、時代や流行によって、大きく変化もあります。(「五月幟」の意味は下記の国語辞典参照)

 以上が、端午の節句前後に飾られているものです。なお、「鯉の滝のぼり(下記の国語辞典参照)との言葉もある通り、鯉のぼり関係全て縁起が良いものです。そのことから、生まれてきた男の子の健やかな成長を願って、上記の飾り付けがされていると思われます。

用語解説(デジタル大辞泉より)
 端午の節句端午:「端」は初めの意,「午」は「五」に通じ,「五月初めの五日」の意。 五節句の一。五月五日の節句。古くショウブ・ヨモギを軒に挿して邪気を払う風があったが,江戸時代以後,男子の節句とされ,武家で甲冑(かつちゆう)・幟(のぼり)を飾ったのにならい町人も武者人形などを飾り,鯉幟(こいのぼり)を立てるようになった。

 五月幟
(ごがつのぼり)=5月5日の端午の節句に、男の子の成長を祝って立てるのぼり。江戸初期から行われ、初め武者絵などを描いたが、後に鯉の滝登りの絵柄が流行、今日の鯉のぼりになった。さつきのぼり。 

 鯉の滝のぼりー「1 鯉が滝をのぼること。また、勢いのよいことのたとえ。 2 《黄河の上流にある滝、竜門を登ることのできた鯉は竜になるという「後漢書」党錮伝の故事から》立身出世することのたとえ。(以降省略)

大村での鯉のぼり


 (この原稿は、準備中。しばらくお待ちください。)




補足


(この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)



初回掲載日:2020年5月4日、第二次掲載日:2021年5月6日、第三次掲載日:2022年3月30日、第四次掲載日:5月6日,第五次掲載日: 月 日

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