福重小学校・北部道路拡張工事完了(概要報告)
完成日:2018年3月21日(受け渡し日)
場所:大村市福重町、福重小学校・北部の道路
全長:目測ながら約170メートル
土地提供者:一楽氏(100坪強=宅地、ため池、農地)、浦辺氏(100坪弱=農地)
目的:道路を拡張することにより、福重小学校・児童や福重幼稚園・園児の通学時、安全を確保するため。
工事主体:大村市
主な経過:
・2012年頃、上記の両名から土地を大村市へ提供
・2016年、農道から市道への昇格計画が決まる
・拡張工事(内容:狭い農道を拡張して、市道へする)は、2016年度と2017年度の冬季から春季で実施された。
・工事完成、2018年3月21日(受け渡し日
(写真2)の説明:写真はグーグルアースより (注:A、B、Cは工事区間説明が分かりやすいように付けただけで、特に意味はない)
・2016年度工事区間:A〜B、福重幼稚園入口前のAからBの間約80mが先に拡張された。<注:A〜B間で白色に見えているのは法面(のりめん)のコンクリートである>
・2017年度工事区間:B〜C、(ただし、この写真でのB〜C間は、まだ工事前の状況である)
・拡張工事前の農道は、A〜B〜Cの、いずれの区間も狭く幅2m前後であった。そのことは、この写真に写っている道路幅の差、つまり工事前=B〜C間と、工事後=A〜B間の道路幅を対比すると分かりやすい。
<注:(写真1、6、7)は工事完了後の写真。 (写真2、3、4、5)は工事中の写真>
主な目的
主目的は、福重小学校や福重幼稚園の子どもたちの通学や下校時に安全に歩けるようにするための道路拡張工事でした。
先の項目と重複しますが、元の道路は、農道ですから、通常のトラクターや軽トラックの通行には支障はありませんでした。しかし、子どもたちが歩いて通る時、先の車両が走行した場合などには、道幅が狭いため脇の田んぼなどに落ちそうな所もありました。
そのような状況を長年見てこられた一楽氏や浦辺氏は、「子供たちの安全確保のために自らの土地を提供し、大村市に拡張工事を要望していこう」と話し合われ、拡張用の土地を大村市へ提供されたということです。
経過、内容
この経過や工事内容は、既に先の項目に分かりやすく書いていますので、多くは書きません。ただし、元の農道の頃から、この道は子どもたちの通学路でした。そのため、農繁期などでも通学・下校時には、気を使っておられたそうです。
今回の道路拡張工事(2年度)期間も、田んぼの秋の収穫時季が終わった頃から始まりました。そして、先に書きました通り、子どもたちの通る時間帯は、道路工事関係者も気を使っておられたそうです。
児童の感想
今回、全ての工事が完成した日(引き渡し日)が、2018年3月21日(春休み中)でした。そして、新年度の始業式へ通学した児童から、(知らない内に道路が新しく完成していたこともあり)「びっくり、驚いた!」 「(いつの間にか)新しい道路になっている!」と、なかなか好評な声や感想があったようです。
(上野の感想など)
まず、私は、「子どもたちの安全のため」に、貴重な土地を提供された一楽氏、浦辺氏に心より敬意を表します。また、2年度にまたがる拡張工事をおこなわれた大村市や工事関係者の皆様へも、感謝申し上げます。福重幼稚園と福重小学校は、私の母校でもあるので良く知っていますが、拡張された新たな通学路で、毎日、元気な声が聞こえてくるのが嬉しいです。
この小学校の南側(正面)入口道路は、緊急車両は通行はできますが、道幅が狭く坂道でもあります。今まで福重小学校・北部道路は、さらに狭い農道(道幅2m弱)だったためトラクター通行くらいで、それ以上大きい車両は、難しいものでした。
今回の拡張工事と、さらには、いずれ石走川に架かる狭隘(きょうあい)な橋が、拡張されれば難なく普通トラックも通行可能となるでしょう。つまり、この橋が広がれば福重小学校への緊急車両などは、2方面から進入できるということにもなります。
(初回掲載日:2018年4月23日、第二次掲載日:5月2日)
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(写真6) 工事完成 (写真5)と同じ場所(2018年4月10日撮影) |
(写真7) 工事完成、A付近、左側:福重幼稚園(2018年3月6日撮影) |