パンの名称:福重クグロフ
発売期間:2013年12月1日〜クリスマスまでの限定商品
販売店:おおむら夢ファーム・シュシュ、パン工房
用語解説:クグロフは、次の<>内の通りです。広辞苑より< クグロフ(kouglofフランス):アルザス地方の伝統的な菓子パン。卵、バター、砂糖を多く使いイーストで発酵させた生地にレーズンを加え、畝(うね)模様のある深いリング状で焼く。クゲロフ。グーゲルフップフ >
<概要紹介> おおむら夢ファーム・シュシュ・パン工房の商品テーブルに表示されている説明書き(右側1番目写真参照)には、次の「」内文章で紹介されています。
「 福重クグロフ 地元のレモンとちくごいずみをつかったクグロフ 天然然酵母のやさしい味 」
このパンを作られたパン工房の方から、お聞きした話によると、「天然酵母を使用しているので、何回か作り直して、商品に仕上げた」ということです。
また、「天然酵母の関係から、見た目よりもズシリと重い感じがします。それに、日持ちが普通のパンより長く1週間位は、美味しいままで食べられますよ」とのことでした。
12月1日の発売開始当初からの人気商品の一つです。しかし、限定商品のため、他のパンのように多く焼けないとのことです。販売期間は、クリスマスまでです。
-----・・・-----・・・-----・・・--
(上野の感想など)
福重クグロフは、まず名前からして、「福が重なる」という縁起が良いパンではないでしょうか。主食にもいいし、日持ちも良いのでカットすれば、何回かのおやつにもなるでしょう。天然酵母の持つ優しい仕上がりからして、香りも口当たりも他のパンにないような、ほんわかとしているようです。
(補足など)
私は、2004年6月にフランスのストラスブール市やアルザス地方を旅行しました。この件についての詳細は、次のリンク先ページから、ご覧願います。『ストラスブール旅行記(扉ページ)』、アルザスのクグロフについては、「今アルザスが面白い4、アルザス料理とお菓子 」(ページ下段)に書いています。
私は、この旅行時までガイドブックなどで何となく名称位は知っていましたが、実物を見たり食べたりはしていませんでした。ストラスブール市の旧中心街にあるネゲルと言う店で始めてクグロフを見て、食べてみました。まずは、”王冠型のパン”は、特徴がありました。また、その王冠型を焼く陶器がアルザス地方の陶器店、土産屋や市場などには、けっこう売られていました。
あと、このクグロフの起源はかなり古いようですが、フランス中に有名にしたのがマリー・アントワネットで、母国オーストラリアから嫁ぐ時、好物のクグロフを紹介したそうです。私は、ネゲルの店ではブラックコーヒー飲みながらの朝食でしたが、普通のパンよりはその王冠型の形状も手伝い、ちょっとだけ贅沢な味がしました。
その後、しばらくして、おおむらファーム・シュシュ・パン工房の方へ、「長崎市内では一か所焼いておられるパン店があるようですが、この福重でも食べてみたいです。なんとか、シュシュさんでもクグロフを作ってもらえないでしょうか?」と、何回か頼み込んでいました。福重で作られたクグロフが食べられるのは、嬉しいです。