日時:2014年12月1日10時10分〜12時00分 場所:(大村市)沖田公民館、参加者数:全体で約40名、講演者:上野が担当(福重郷土史同好会) テーマ:「酒の見分け方、本物の酒を!」
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沖田町での講演会の主な内容(概要)
今回の講演内容は、今まで私が話した郷土史ではなく、テーマとして「酒の見分け方、本物の酒を!」と言う内容で1時間弱話しました。この話の元は、主に次の二つの事項からです。
1)福重地区の若い方と数年前の懇親会の席上、本物のビールと、まがいものの話をお互いにしたことが、きっかけになったこと。
2)上野が30数年前に購入した「ほんものの酒を!」 <1982年2月28日、日本消費者連盟 >を参照して書いた私の「聞いた言葉シリーズ」の「ほんものの酒を!」ページを引用して話してみようと思ったこと。
さらには、私の海外旅行(詳細は「海外旅行記の大もくじ」ページからご覧下さい)時に、様々な国で飲んだことなどからも話しました。
ビール、日本酒、ワイン、ウィスキー、焼酎などの編に分け各々のテーマもあるのですが、今回はその中のビール編と、ワイン編の極一部を話しました。その主な骨子は
(1)どの酒の種類も真面目に造ればつくるほど、大量生産はできないものであること。
(2)日本のビールはドイツのビール純粋令(注1)からすれば本来の原料以外にも副原料が沢山入っていること。
(3)外国産のワインはボトルのラベルに国名やアルコール度数だけでなく、種類、生産年、ワイナリー名など詳しく書いてあること。
などを分かりやすく、あるいは美味しく飲むため、実物のビール、ワインボトルやグラスを使っての注ぎ方などの説明もしました。
(注1):ビール純粋令とは、まだまだドイツが統一国家になる、はるか以前のバイエルン国のヴィルヘルム4世が、1516年4月23日に定めたビール製造に関する法律。その概要は、ビールの原料として1,麦芽、2,ホップ、3,酵母、4,水でしか製造を認めないという内容で、これに違反したら処罰される。この法律は現在もドイツ国内では使われていているので世界最古の食品に関する法律とも言われている。<「ほんものの酒を!」 (1982年2月28日、日本消費者連盟)などから参照>
講演が終わった後で、次の「」内の意見や感想なども頂きました。「あんたの話は良かったバイ」、「酒税との関係のカラクリは分かりやすく納得した」、「私は目をパチクリさせながら聞き入っていた」などの感想が寄せられました。沖田町老人会の皆様、講演を聴講された皆様、大変ありがとうございました。
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