(上記の横長写真は各グループ別発表時のもの。下記右側1番目写真は地図に想定線などを描いているところ)
名称:溜池ハザードマップ作成に関するワークショップ(以降、ため池ワークショップと書く)
日時:2014年12月11日19:00〜20:50
場所:福重地区住民センター・大会議室
参加者:全体で36名
参加者の内訳:主催関係の長崎県・長崎県土地改良事業団体連合会・大村市などにプラスして、各消防団、野岳ため池・赤仁田ため池・葛城ため池関係の水利組合及び関係町内の地域の方々
内容(概要):はじめに、お断りを書きます。今回のため池ワークショップは、会議自体で約2時間、配布資料は約30ページ、それ以外にもビデオや口頭での説明など沢山ありました。それを詳細にまとめることは、困難です。
あくまでも、この報告概要は、ほんの一部を書いているだけですので、あらかじめご了承願います。また、順番や内容の選択は、プログラム通りではありません。まず、最初に、挨拶があり、今回の目的や意義について話がありました。その後、今回の進め方、ビデオ上映、詳細な説明、グループ別作業などがありました。そして、その討議発表も各代表からありました。
なお、ため池ワークショップは、大村市内では今回が初回です。第二回目も来年1月末頃か2月始め頃に予定されています。
1)ため池の役割(下図を参照、配布資料を複写)
上図のように、ため池には、大きな役割がある。
2)ワークショップの目的
**ため池に関する八ザードマツプを作成する
(1)警戒溜池
**溜池は、大村市の警戒溜池に指定されている。
(2)八ザードマツプ
警戒溜池については、八ザードマツプを作成するよう義務付けられている。
(3)どのようにして作るのか
ワークショップという手法で作成する。(今回)
(4)ワークショップとは
地域にかかわるさまざまな立場の人々が自ら参加して、地域社会の課題を解決するために、進めていく共同作業とその総称。
3)ため池決壊による災害例
1949年3月11日、福島県須賀川市の藤沼湖(約150万トン)が地震直後に決壊し、湖水がほぼ流失し、下流で死者・行方不明者8人が出た。なお、長崎県では地震による溜池決壊例はないが、1982(昭和57)年の長崎大水害時に長与にある溜池の突堤を水流が超えて被害を出した例があると言うことだった。
4)ワークショップの実作業
今回、4グループ別に分かれて、具体的に1,浸水想定区域、 2,広い道路、 3,狭い道路、 4,広いスペース、 5,水路・河川、 6,災害救援に関わる所、 7,防災に役立つ施設、 8,危険な場所・過去に災害が起こった場所などについて、地図に色を塗って一つひとつ確認していく作業が進められた。
5)各グループ別発表
4グループ別討議の後、その内容、感想、補足の意見などの発表があった。中には、「浸水想定区域にある公民館より、もっと丘にある別の公民館(集会場)が良いのではないか」とか、「(民間施設だが)・・・会社の施設が一時避難場所に適している」など、地元の人ならではの具体的な発表もあった。
6)避難三原則
会議の冒頭時の挨拶、ビデオ内容、さらには何回かの話の中で繰り返し出されていた避難三原則を紹介して、今回のまとめとしたい。
(1)想定にとらわれるな---自然現象はあらゆる事態が起こる
(2)最善をつくせ---------その状況下で出来うる限りの行動を
(3)率先避難者たれ------集団心理が多くの人を救う
お忙しい中、ため池ワークショップに参加された皆様、お疲れ様でした。