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福重の写真集 その299
2015年、福重小学校・白馬さまの祀り(概要報告)

日時:2015年1月23日16時00分〜16時30分 (上記横長写真は終了後の集合写真)
参加数:
全体で43名(福重小学校・福重幼稚園関係、児童、PTA、福重地区町内会長会関係、福重地区の方々など)
場所:福重小学校、白馬さま(校舎裏側の畑の端で開催された))
 白馬さまの紹介ページは、ここからご覧下さい>
祈願中(白馬さまの前にて)

概要:<白馬さまの詳細な紹介は、白馬さまの紹介ページもしくは、このページ最下段の(「福重のあゆみ」より)白馬さ項目を参照>

 この白馬さまの建立は、昭和16(1941)年1月です。建立者は推定ながら当時の福重村か福重小学校だったと思われます。建立当初の由緒などは先のリンク先に書いてある通りですが、建立以降、学校・幼稚園・PTA関係、福重地区の方々などで、「教職員、児童の守り神様」として長年(2015年1月現在で74年間)祀ってこられました。

 今年も妙宣寺のご住職に来て頂き、福重小学校・福重幼稚園関係、PTA、福重地区町内会長会関係、福重地区の方々などで、「教職員、児童」の安全、健康、活躍などを祈願されました。

 終わりに、ご住職から参加者に対して、概要次の「 」内のようなようなお話がありました。 「世の中、目に見えるのも大事だが、目に見えないもの(精神的なこと含めて)も大事である。今日、参加された方々が福重小学校・福重幼稚園の子どもたちの健やかな成長を祈願された。そのことが長く続きますように、また、ますます学校が発展されますようにと願っている」との主旨でした。

 出席者や関係者の皆様、諸準備から後片付け含めて、お疲れ様でした。

(「福重のあゆみ」より)白馬さま(しらうまさま)
 福重小学校の校舎裏、一段高い所に「白馬さま」が祭られています。毎年1月の末に先生方やPTAの方々で「白馬まつり」が行われています。福重小学校が皆同にあったころ、小学校では不思議なことがたびたび起こりました。夜になると、廊下や天井を白い馬が走り抜けたり、刀を打ち合わせる音が聞こえたりしたのです。

白馬さまの挿絵(福重のあゆみ「小学生版」63ページより)

 学校の建っていた所は古戦場(合戦のあった所)の跡だとか、馬の墓があった所だといわれていました。  元の小学校跡の近くには「合戦で討ち死にした武士の墓」と言い伝えられる墓が今もあります。馬の幽霊が出ると聞いた福重村の村長さんが「そんなバカなことがあるものか」といって小学校に泊まられたそうです。

 そうしたら、寝ている部屋の天井をパカパカ走り回る馬の足音が聞こえ、村長さんは自宅へ逃げ帰ったそうです。また、先生方の病気が多かったり、亡くなる先生もありました。そういうことが続いたので、この地で亡くなった人や馬の霊を慰めなければと「白馬さま」として祭ることになりました。

 昭和16年(1941年)のことです。そのためかあやしいことは起こらなくなり、「白馬さま」は学校・児童の守護神(しゅごしん、守り神)として祭られていました。その後、校舎は今の場所に移転しました。ところが、新しい学校でもまた馬の亡霊が現れたり、子どもの事故が続いたりしました。

 そこで、学校とPTAが話し合い「やはり白馬さまを祭らなければ」ということになり、前の学校跡に残してきた「白馬さま」の祠(ほこら=神を祭る小さなやしろ)を、昭和31年に今の場所に移して祭るようになりました。そのおかげか、学校は何事も起こらず、順調にいくようになりました。白馬さまには、このようないわれがあるのです。  (福重のあゆみ「小学生版」62〜63ページより)



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