福重の名所旧跡や地形
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鼓石(弥勒寺町)
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鼓石(つづみいし) | 場所:長崎県大村市 弥勒寺町 | ||
大村市弥勒寺町の一番上、野岳町との境近くの田んぼの道横に穴がいくつもあいた自然石があります。 これらのひとつに、直径3cm、深さ28cmほどの丸い穴があります。 穴の口を手のひらでたたくと「ポンポン」と、鼓(つづみ=楽器の一種)を鳴らすような音がします。 このことから、この石は「鼓石」と呼ばれてきました。 |
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この鼓石は、天気の良い日にうまくたたくと澄んだ良い音がしますが、天気の悪い日はたたいても良い音はしません。天気予報のなかった昔は、この石をたたいて天気の良し悪しを判断したそうです。 鼓石の場所は、弥勒寺町にあるのですが、野岳町の大石さん宅の下の田んぼ横になります。 字(あざ)=地名も、この一帯を鼓石と言います。ちなみに、野岳行きのバス停の名前も、『鼓石橋』その上を『鼓石』と言います。 私自身は何回も写真撮りに行き、そのたびに穴を叩いてみましたが、あんまりうまくいきませんでした。しかし、子どもさんと一緒に数回行った時、なかなか上手にポンポンと言う軽く澄んだ音がして、思わず「うまいなあ」と声が出ました。 子どもさんに人気が出る石かもしれません。 (掲載日:2005年6月4日) |