はじめに
橋は、一見何でもない、あるいは人や車が通りさえすれば、特に関心も湧かないようなものだと思います。まあ、水や空気みたいなものでしょうか。
ただ、地震などで橋が壊れ、通ることができなければ、やはり困りますし身近な道路なら日常生活や通勤・通学に大きな影響が出るでしょう。通行不可になれば、国道・県道ならその地域の産業や経済にも大きな損失を与えることになるかもしれません。
そのような橋ですから、ひたすら頑丈で安全なら、それで100%役目を果たしていると思います。ただ、そのような実用オンリーの橋ばかりではなく興味湧く、ある種芸術的とも言える橋があることも私は海外旅行などで知りました。
私がヨーロッパに行った時、パリ、セーヌ川に架かる沢山の橋、ローマ、ティヴェレ川に架かる彫像の乗ったサンタン・ジェロ橋、ロンドン、テムズ川に架かる名物のロンドンブリッジなどは、なかなか魅力的な橋に見えました。また、まだ実際は見たことありませんが岩国市の錦帯橋など、もう橋を目的に来られる観光客もいらっしゃるとのことで素晴らしいなあと思います。
残念ながら、
福重にある橋(長崎県大村市福重地区に架かっている橋)は、そのような芸術的ものではありません。あくまでも実用オンリーです。私も子どもの頃、良く見た覚えのある木造の橋は、次からつぎへと鉄筋コンクリートの橋に変わっていきました。
頑丈に見えたその鉄筋コンクリートの橋も、耐用年数が来たから、または交通量が増えて拡幅するから、あるいは新しい道路の新設や周辺の変化(田んぼの圃場整備など)の理由で、新たに架けかえられたものなども多くあります。橋の下に川や道路があり、実用オンリーの頑丈なものなら無くなる訳ありませんが、今回、福重にある、架かっている橋を私なりのやり方でまとめてみようと思いました。
このページ作成に当たりまして、私は各橋の写真を順次デジタルカメラで撮っています。その中で橋の銘板や竣工年などがあるのは確認致しました。しかし、銘板などがないのも多くあり、併せて橋の長さ、幅、竣工年などを調べるため、大村市都市整備部・道路河川課の方にお願い致しました。その結果、それらのデータが書かれている資料を頂き、大変助かりました。また、大村市内在住の方々からは、古写真などの提供も受けております。改めて、このページをお借りして皆様へ感謝申し上げます。
なお、参考書籍や古写真の提供などは、下記に一覧表としてまとめています。さらに、この表は順次追加する可能性もあります。併せて、橋に関係する、あるいは福重地区の古写真自体も募集中ですので、何らかの情報をお持ちの方は、どうかよろしくお願い致します。
福重にある橋は、国道34号線の福重橋(通称:郡橋)から市道、さらにはまわり田んぼばかりの中にあるような名前もない小さな橋まで、できるだけ掲載しようと思っています。一つひとつ確認しながら掲載する関係上、相当時間かかるかもしれませんが、気長にきながにお待ち下さい。
あと、このページ名称の件ですが、当初「福重に架かっている橋」や「福重地区の橋」などと考えましたが、色々な理由から『
福重にある橋』にしました。なお最後になりましたが、橋も含めて福重地区の古写真を募集していますので、なんらかの情報を待っております。どうかよろしく、お願い致します。