写 真 |
所在地:長崎県内大村市弥勒寺町、石堂屋敷(私有地内) |
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この石造の仏頭は、敷地横の田んぼ近くにあります。仏の輪郭がやや分かりずらく先に紹介中の『仏頭1』に比べ明らかに粗雑です。現在、顔を上にして寝ておられる、やや不自然な状態です。ここからは私の推測ですが、敷地内に傾斜があり、そのためズリ落ち可能性もあります。
石仏としては未完成であり、同じ石堂屋敷にある完成形の仏頭1と比べても、それは一目了然です。たぶんに練習中のものか、もしくは完成させることなく途中で放棄したものと推測されます。
・制作年代:諸説あるが正確には不明(中世時代との説もある)
・大きさ:高さ約125cm、幅約130cm
(掲載日:2007年11月11日、改訂日:2016年7月19日)
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<補足>詳細は『仏頭3(CG写真)』ページを参照。
左写真は、加工する前の線部分をCG化したものです。CG線について、視認しにくい部分は、あえてCG化していない部分もあります。また、この石仏と同様に制作途中で放棄したと思われる『仏頭2(CG写真)』よりも、線の彫り自体が少ないです。
なお、元々が未完成の石仏のため、この線自体が、(完成した)『仏頭1』のように彫るため様々な線、つまりスケッチみたいな線だった可能性もあります。その点は、あらかじめご了承願います。 |