この石堂屋敷の単体仏A(滑石製平安仏)は、先にご紹介しました単体仏(滑石製平安仏)の三体並びの左側にあります。左写真でもお分かりの通り、左下部が欠けています。顔の方は、他の単体仏(滑石製平安仏)と同様に痛みが激しく分かりにくくなっています。ただし、私の見た目、肩より下の彫像そのものは、他の単体仏(滑石製の平安仏)に比べ、すっきりと形状が見えていると思われます。
・造立年代:平安時代末期
・大きさ:高さ24cm、横幅16cm、胴囲(周囲)36cm
・石材:滑石製
・元あった位置:末法思想流行時に経筒が埋められた経塚の上に目印あるいは信仰目的で置かれていたと推測される。(詳細は、大村の経筒ページを参照)
(掲載日:2004年4月24日、第二次掲載日:2016年5月22日、第三次掲載日:2018年3月11日、第四次掲載日:2020年3月4日)
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