不動明王の描かれている石は、弥勒寺町公民館の敷地内(市道の脇)に安山岩で台の上168cmくらいの自然石です。制作推定は、「鎌倉中期から前期」と言われています。 (左写真は不動明王) この不動明王の詳細な紹介は、既に『福重の名所旧跡』の「不動明王」のページに掲載中です)
また、不動明王を専門的に紹介して頂いている本に、『九州の石塔 上巻』(著者:多田隈豊秋 氏 出版者:西日本文化協会 1975年8月出版)があります。
この本に不動明王の記述=「これ程の名碑が、これまで未紹介のまま放置されていたのは寧ろ不思議である。諌早市西ノ郷梵字大旦二尊碑と共に長崎県所在碑塔の双壁といってもいいだらう。」と書いてあります。
このことは私個人の解釈ながら、「この不動明王は素晴らしい名石碑で(完成度その他は)長崎県内では諫早の石碑とともに双壁である」とまで高く評価されていると思われます。
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