この石堂屋敷の単体仏D(滑石製平安仏)は、一体だけ先に紹介中の「石堂屋敷の単体仏(滑石製平安仏)A・B・C」(三体並び)とは全く別の場所で、石堂屋敷の北東側、「石堂屋敷の線刻石仏H」の前にあります。
この石仏発見の経緯に、ついてです。2008年9月19日、「石堂屋敷の線刻石仏I」の拓本作業をしました。その1日前、この石の近くにあった木の切株の除去作業をしていた時、福重郷土史同好会2名で土の中から偶然発見しました。 その時から左側写真の通り、半分欠けた状態でしたが、持った感じ、ズシリと来る質量感あるものでした。
・制作年代:平安時代末期頃
・大きさ:高さ19cm、横幅17cm、胴囲39cm
・石材:滑石製
・注:もしも上部が欠けていなけば、上野の推測ながら石仏全体の高さは、25cm前後あったろうと思われる。
(初回掲載日:2016年7月23日、第二次掲載日:2020年3月4日、第三次掲載日:2020年3月4日)
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