| 大村の史跡説明板・案内板シリーズ | 大村のイチイガシ天然林 |
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| (写真1) 中央部は大村のイチイガシ天然林の案内板、右側は天然記念物指定の標柱。 (大村市雄ケ原町) | ||||||||||||
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<用語解説> イチイガシとは:<ブナ科の常緑高木。暖地に自生し、高さ30メートルに達する。葉の裏面に黄褐色の短毛が密生。実はどんぐりで、食用。材は堅く、建築・家具などに用いられる。いちがし。いちい。>(デジタル大辞泉より)
注1:森林の中で緯度経度の計測をしたため、誤差が少しありうるので、上記表の緯度経度やグーグルアースの数値は、あくまでも参考程度に閲覧願う。 注2:掲載写真は、順不同で写真整理番号や上からの順番には、何の意味もない。 案内板写真周辺の説明 この大村のイチイガシ天然林の案内板へ、大村市街地(国道34号線)から行く場合、まず大村インターチェンジ、大村ハイテクパーク(雄ケ原工業団地)や琴平岳方面を目指す。そして、(写真A)の琴平岳への分かれ道の三叉路から(写真A)の右側=東側(第2大村ハイテクパーク)方向へ、約2.1km走行すると天然林への道標(写真2)のある三叉路に着く。 そこから、左側(北側)方向へ300m近く下ると大村のイチイガシ天然林の案内板(写真1)が 見えてくる。なお、当然この林道の左右・前後も全て同じイチイガシの天然林である。ここから上野の個人的感想ながら、この天然林に入っただけで、まるで森林浴している気分になり、空気もうまい感じである。 また、この天然林の左側横方向(北北西側)には、(写真B参照) 大きな「狸ノ尾溜池(たぬきのお ためいけ)」があり、写真撮影スポットの一つとなっている。(写真B)の奥側や左側も同じ天然林である。 なお、このイチイガシの天然林がある地域は、海抜230メートル~300メートルほどのなだらかな丘陵地帯にある。うっそうとした森林が現在も、そのままあるというのは、太古の昔の人と、現代人を時間・空間を超えて結び付けているような感じさえもする。 あと、森林なので地図上も衛星(空中)写真上も地面までは、大変分かりにくい。しかし、実際に森林内を歩いてみると、大雨後に現れるであろう何十本もの水の流れた所(源流部の川筋)も確認できる。このようような川筋跡を見つけると、下流では川となり、そして大村市内の農業や飲料用の水も、このイチイガシの天然林は、産んでいるのだなあと思った。 案内板の内容
イチイガシ(ブナ科の常緑樹)は大木になるに樹皮の指紋のような模様が出るので、見分けがつきやすい。 このカシは丘陵地の下部や谷すじのゆるやかな傾斜地など、地味豊かな環境にはえる。そのような場所には古くから人が住みつき、農地を拓いたため、また、その材木が建築材として、すぐれていたため広く伐採された。ここの天然林は、全国的にみても数少ないイチイガシの残存林である。 ここには、谷すじのイチイガシ天然林のほか、尾根の上には シイ林が自然な状態のまま残されている。それらは私たちよ祖先が数千年前に見たであろう原生林のおもかげを、いまに伝えていて貴重である。 昭和59年3月 大村市教育員会> 補足 (この原稿は準備中。しばらく、お待ちください) ・関係ページ:「 」 (初回掲載日:2025年10月12日、第2次掲載日:10月22日、第3次掲載日:10月25日、第4次掲載日:11月3日、) |
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