最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク
福重の写真集 その265

 2014年・新大村市立史料館整備基本方針(案)説明会(概要報告)

会議名称:新大村市立史料館整備基本方針(案)説明会  日時:2014年7月28日19:00〜20:35  場所:大村市コミュニティセンター第3会議室  主催:市教育委員会事務局文化振興課  参加者数=全体で(目算)21名

<主な説明会議題>
1.開会挨拶・・・教育委員会・会長
2.新大村市立史料館整備基本方針(案)の説明
・・・文化振興課・課長
3.質疑応答
(下段に質問を中心とした概要内容あり)
4.閉会挨拶・・・教育委員会・次長

<質疑の概要
(質問を中心とした概要で順不同。省略もあり)
 この説明会は約1時間半で、述べ15回位の質疑がありました。念のため私の技量では、全体内容を書くのは最初から無理がありますので、下記に書いていますのは、市民から出された質問や要望などの概要のみです。これ以外にも沢山の意見が出され、それに対して同じだけの答弁もありました。

 「整備案通りに実施されれば市町村単位で長崎県一あるいは全国でも有数の史料館になるのではと期待している。ソフト面から一つ目に、これを機に市民ととも進む史料館へより変わって欲しい。2つ目にデジタル化やインターネット化を強力に推進して欲しい。出来れば県で保管されている大村藩領絵図や大村郷村記は元々、江戸時代の大村藩が作成したものだから、これを機会に大村に返して欲しい。同時に経年変化が進むので、今の内にデジタル化やインターネット化を県に要望して郷土史研究が進むようにしてもらいたい。

ハード面からして、あの建設予定地周辺では昭和32(1957)年の大村大水害時に洪水が押し寄せ旧市役所は記録類がなくなり、近くのバスターミナルではバスが横転した所だ。あの建設予定地より現在の大村市中心部である西大村や竹松が適地ではないか。市の数十後や、50〜100年後を展望すれば、むしろ新大村駅(竹松)周辺が場所的に良いと思う。また、県と協議する段階で、かつて建設予定地は水害に遭った所だと県に情報開示して協議したのか? 県も了解したのか? 防災(防水)対策をすると以前発言されたが、建物で防水対策ほど難しい対策はない。本当に対策は出来るのか?」、

 「戦国時代の大村を中心に観光客に来て頂けるような史料館にして頂きたい。例えば大村純忠館の建設なども良いのでは。また企画段階から市民グループが参加できるような展示方法も考えて欲しい」、「小学生用の郷土史教材はあるが、中学生用が少ないと思う。調べるのにも苦労しているので充実を願う」、

 「県立図書館・市立図書館・市立史料館の合築とあるが、別々なのか、繋げるスムース性はあるのか。リンクは形式上か、または直線状に繋がるのか、分かりづらい」、「現在おこなわれている子供の体験から歴史を学ぶやり方は良いと思う。しかし、何年も同じだし新規の方法も望んでいる」

「各地を見て思うのは展示で有名な人の名前だけでなく、何をしたのかという実績も大きく表示して欲しい」、「収蔵庫も大切であり、特に高さも必要で、もう決まっているのか?」、「建設後より事前に光ファイバー・フリーWi-Fi・オーディオ案内装置網などのコード類(配線)などは、実施は後年でもいいから配線準備だけでもして置くべきだ」

 「史料館の中身の話は聞いたが、そもそも建物は1階建てなのか3階建てになるのか、それすら分からない。この件は再度説明会を開いて欲しい」、「くじら料理や大村寿司みたいな伝統料理を伝え継続していくことも大事ではないか」、「建物は長方形になるか、正方形か、あるいは円形になるのか? 従来にない発想でデザイン・コンペをかけて市民からも意見を聞いて欲しい」など。

<市側の答弁について

 上記のような市民の要望や意見に対して、市側からも丁寧な答えや意見がありました。私も議事録ノートに記入はしていますが、正確さが必要と思っています。いずれ何らかの形で市側から詳細内容が公表されれば、このページに追加・補足として書き足しますので、現段階では以上です。 新大村市立史料館整備基本方針(案)説明会に参加された全員の皆様、大変お疲れ様でした。
------------・・・------------・・・------------・・・------------・・・
<上野の感想や補足など
 全体18ページもある”新大村市立史料館整備基本方針(案)”自体の文章内容は、これまでの史料館の老朽化や市民の様々な要望に応えづらいことまでも率直に書き、そこを含めた改善策あるいは今後の史料館のあり方を成文化されたものであり、個人的にはこの通り100%実施されればいいなあと思いました。

 しかし、「仏造って、魂入れず」の言葉の逆で、「企画や内容で何かやりたいことは分かっても、肝心要の仏(建物)の姿形が今回分からなかった(如来系石仏なのか、観音様を造るのかも理解しにくかった。複数階建てのようだが、それ以上の外観さえも分からなかった)」という感じが、参加された方の全体反応だったのではないでしょうか。

 つまり、県立図書館・市立図書館・市立史料館の合築計画は分かっても、市民が利用する動線部分さえも不明ならば、それ以上の意見や要望は出にくいと思いました。次回、このような市民の要望・疑問に対して、本格的な整備案か建設プランを作成し、説明されるのでしょうから期待しています。



最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク