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福重の名所旧跡や地形

石割樫(今富町)
石割樫(いしわりがし) 場所:大村市 今富町
 この木は、今富町の大神宮神社の社殿右手にあります。「石割樫(かし)」と呼ばれる樫(かしの木です。この樫の木は、高さ約2m10cm、周りが約9m50cmもある大きな石の上に生えています。木の高さ(樹高)は、目算で7m位です。この石の真ん中に割れ目があり、ここのところから、てっぺんへ、幹が伸びています。

 ひとにぎりの土もなく、水気もない石の上に落ちた種が芽生え、必死に生き続け、石の割れ目に沿って根を伸ばしました。今では2m下の地面に太い根を降ろし、高さ7mほどにまで成長しています。

 ここまで育つのに100年ほどかかったとみられています。厳しい環境に負けず、見事に成長した樫の木の生命力のたくましさは、見る人に驚きと深い感銘を与えています。(掲載日:2005年6月1日)

補足
1)近年堅いアスファルトを突き破って生えてきた「ど根性大根」など全国的に話題になった植物があります。この今富町の『石割樫』も負けずとも劣らず、大きな石の上からどうして地面・地中深く根を伸ばし、高さ7mほどにまで成長しているのかと思うと、植物の、生命の神秘さえ感じます)

2)この今富町の『石割樫』について、2006年7月21日NHK京都放送局「京のええとこ連れてって」(金曜日番組)で取り上げて紹介して頂きました。詳細は、『報道実績』の<今富町の石割樫写真の紹介、NHK京都放送局ページをご覧頂けないでしょうか。

補足2
 私は、福重の史跡や石仏巡りなどで来て頂いた観光客の方はじめ地元の子どもたちを、この石割樫に良く案内します。そして、上記の紹介文章や補足文にある通り、「この大きな石の上に樫(かし)の木の種(たね)が落ち、土も水もないような所でも必死に生きようとして、ここまで大きくたくましく伸びています。しかも、力強く大きくて硬い石まで割っています。本当に植物の持つ生命力、神秘さに感心します」と説明しています。

 また、子どもたちには「これから色々あっても、この木に負けないように、たくましく頑張ってねえ」とも話しかけています。そうしますと、今まで何でもないような木と思われた方でも、じっくり良く見ておられます。そして、中には「(この木の持つ生命力やたくましさの説明に対し)じーんと来ました」と感想を述べられた方もいました。

 私は、このような感想などを頂くと率直に言いまして、ここに皆様をご案内して良かったなあと思っています。それと同時に、まだまだ見ておられない多くの方にも福重に来て頂いた折りに、ご覧頂ければなあとも思っています。


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