2017年(大村市)小中学校郷土史クラブ成果発表会、福重小学校・郷土史クラブ(4)
(「大村県があった!?」と発表中の)玖島中学校 |
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日時:2017年2月4日、13時00分〜15時30分
場所:さくらホール
参加校:鈴田小学校、三城小学校、大村小学校、西大村小学校、中央小学校、竹松小学校、福重小学校、放虎原小学校、旭が丘小学校、富の原小学校、玖島中学校、西大村中学校、大村中学校
出席:全体で247名(内、児童生徒・各校担当者は121名、他は一般の聴講者など126名)
趣旨:この成果発表会の趣旨は、大村市内14校の小中学校の郷土史クラブが、2016年度1年間の研究成果を楽しく発表することにあります。今年度で、8回目と思われます。
ここからは上野個人の感想や意見ながら、各小・中学校の校区内の伝承含めた郷土史あるいは大村全体の歴史テーマが発表されていました。その研究成果は、一般に知られていないような事柄もあります。
各学校のステージ発表、ポスターセッションとも、幅広く詳細な内容ばかりでした。さらに、発表時、良く練習された効果もあったのか、どの学校もスラスラと元気のある声で訴える力を感じました。
ただ、玖島中学校生2名から、「部員数が少なくなったので部の存亡の危機だ」、「小学生から郷土史を学んできて良かった」との意見は、印象に残る発言でした。私は、このような地道な取り組みが、郷土愛を育み、そして郷土に誇りを持って活躍される人材になられるような気がします。地域の者や行政が、クラブの部員数までは増やせないかもしれませんが、全体通して何かサポートできる新たな方策を考えねばとも思いました。
発表内容(注:三つ目の表は作品展示のみ)
ポスターセッション |
・三城小学校 |
南蛮屏風の秘密を読み解く |
・西大村小学校 |
大村小の歴史大発見 |
ステージ発表 |
(1) 西大村小学校 |
大村の神社と自然の謎を追え |
(2) 中央小学校 |
三城城下町について |
(3) 竹松小学校 |
大村藩総鎮守昊天宮 |
(4) 福重小学校 |
白馬様伝説 〜福重小学校のなぞにせまれ!〜 |
(5) 放虎原小学校 |
天正遣欧使節って何? |
(6) 旭が丘小学校 |
長崎街道がつなぐシュガーロード |
(7) 富の原小学校 |
富小一家のタ食 |
(8) 玖島中学校 |
大村がもっと好きになる歴史講座 〜新しい驚き・発見・出会い〜 |
(9) 西大村中学校 |
大村空港の今昔について |
作品展示 |
・鈴田小学校 |
全校地域学習の取り組み |
・大村中学校 |
大村の偉人について |
福重小学校・郷土史クラブの発表中 |
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福重小学校の発表内容:「白馬様」について
福重小・郷土史クラブの発表内容は、先に「2016年10月26日、白馬様についての講話」、「2016年11月30日、白馬様関係の史跡巡り」などをもとに作成した福重小学校の敷地内にある白馬様についての発表でした。
その内容は、先に「2016年10月26日、白馬様についての講話」、「2016年11月30日、白馬様関係の史跡巡り」などをもとに作成した福重小学校の敷地内にある白馬様についての発表でした。
歴史事項を話すなると、うまくいかない場合も多いのですが、今回、10名全員、暗記しておられ、よどみなく、ハキハキとした発表でした。
鈴田小学校の作品展示について
鈴田小学校では、下記写真(ただし、一部の写真のみ)でもお分かりの通り、鈴田地区に残る史跡を研究し、展示しておられました。これは、6年生が下級生に史跡を教えることからの研究テーマだったと思われます。
そして、教える分野は、その専門(例えば鈴田大神宮、鶴の墓などの個別テーマごと講話する人が違う)という地域の方が中心でした。そのような中で、上野も呼んで頂いて、2016年11月10日、鈴田地区の郷土史として、「地主大明神(ちゅうずだいみょうじん) 」、「鈴田牢跡」、「鬼の石」の3テーマを講話いたしました。その後、下級生に教えられ、今回の作品展示になられたと思います。いずれも手作りで、分かりやすい作品でした。
発表会の主催者、小中学校の郷土史クラブのメンバー、アドバイスされた先生、聴講された各地域の方々、皆様お疲れ様でした。なお、今回の成果発表会の内容は、このページ最下段の開催期間や場所の通り、史料館企画展としても展示されます。