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石堂屋敷の線刻石仏D
写 真
所在地:長崎県大村市弥勒寺町、石堂屋敷(私有地内)

  この
線彫石仏は、石堂屋敷の登り口の所から数メートル登った所に2体の仏が彫ってある石があります。一つの石に2体の仏があるのは、この石だけで、その意味では珍しいと思われます。石堂屋敷の線刻石仏Dは、上から2番目写真に写っています石の左下側にあります。上から1番目写真は、仏の顔の部分を中心とした拡大したものです。

 ・制作年代:制作年代:諸説あるが正確には不明(中世時代との説もある)
 大きさ:
  ・石全体の高さ160cm、横幅170cm
  ・仏の高さ82cm、横幅46cm

(掲載日:2005年12月30日、第二次掲載日:2016年8月2日、第三次掲載日:2020年3月4日)


 上から2番目(左側)写真は、石堂屋敷の線刻石仏D石堂屋敷の線刻石仏Eの2体の仏が彫ってある石の全体写真です。(この石の大きさは、高さ約160cm、幅約170cm)

 左下側が、線刻石仏Dです。

 右上側が、線刻石仏Eです。


 上から3番目(左側)写真は、 石堂屋敷の線刻石仏Dの模様線のみをCG化したものです。このCG写真が完成したのは、2009年10月8日です。当然、その前から、模様線の確認と作業はしていたのですが、基本形は他の同種の線刻石仏13体と同じと思っていました。なお、この石仏の場合、納衣(のうえ)の下で拱手(きょうしゅ)した姿形で、光背(こうはい)と、蓮華座(れんげざ)の模様線はありません。

 また、特に左写真の下部をご覧頂くと良く分かりますが、腹部より下側の模様線は、まるで省略したかのような彫り方です。例えば、下八龍の線刻石仏にあるような腹部から胸部にかけての沢山の模様線も、胡坐(あくらざ)を表す線も彫ってありません。

 頭部の額(ひたい)にCG写真上では、白い大きな丸模様が見えます。これは、たぶんに元々この自然石にあった穴を利用した白毫(びやっこう)と思われます。 <白毫(びやっこう):「仏の眉間みけんにあるという白い巻き毛」(国語辞典の大辞林より)>

 あと、これも私の推測ですが、最下部の模様線が途中で切れたような状態になっています。もしかしたら、このラインより下部は、元々、地面(土中)に埋まっていたのかもしれません。

 詳細紹介ページは、CG石仏写真(もくじ)の『石堂屋敷の線刻石仏D』を参照願います。

 



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