紹介シリーズ |
大村の経筒紹介シリーズ |
御手水の滝の経筒 |
概要紹介 ・名称:御手水の滝の経筒(裏見の滝の経筒) ・発見場所:立福寺町<重井田町にある御手水の滝(裏見の滝)の右岸側> ・大きさ: 筒本体:高さ29.5cm 直径33.5cm 蓋の直径:30cm 厚さ(高さ)5cm ・現状:大村市立資料館館にて所蔵 ・滑石の産地:西彼杵半島と推測 先に御手水の滝(おちょうずのたき)<滝が裏側から見れることにより別名「裏見の滝」とも呼ばれている>の簡単な紹介です。この滝の落差は、約30mで、滝のある場所は大村市重井田町(しげいだまち)です。 ただし、この経筒のあった場所は、直ぐ近くながら隣町なる立福寺町(りふくじまち)で発見されました。この場所には、御手水の滝の経筒発見記念碑があります。この経筒発見記念碑の場所が正しいとするならば、それは滝に向かって左側(北西側)方向へ山道(見学路、参道)を数十メートル登った地点です。 (右横の写真参照) 次に順序後先になりましたが、御手水の滝の経筒の名称について書きます。他の『大村の経筒』(現存6個)の内5個までは、全て地名=(現在の)町名や元の島の名前が付いています。しかし、この御手水の滝の経筒だけは、滝の名称から付けています。推測ながら、この経筒は、滝(修験場)との関係が深いことや、長年の様々な経過があるので、この名称がよりふさわしいと思い使用しています なお、経塚や、その筒の中に入っていた経典(経文)などについては、記録類がないため分かっていません。ただし、経筒発見記念碑の現代語訳で、「 (前略) この現場を試しに一尺五寸(約45 cm)掘ったところ、石の蓋(ふた)が出てきた。 (後略) 」とあります。 これを解釈しますと、他の経筒よりは、浅い所に埋められていたようです。それは、この周囲が岩盤みたいな場所ばかりだったことも、その要因と思われます。 大きさは、筒本体は高さ29.5cmで直径33.5cmです。蓋の直径は30cmで厚さ(高さ)5cmあります。この石材は、滑石で推測ながら大村の距離的位置から西彼杵半島産出のものと思われます。 なお、この御手水の滝の経筒は、現在、大村市立資料館館に所蔵されています。ここに至るまでは、少し複雑な経過がありました。 ・建立年代について (中間及び後半原稿は、準備中。しばらく、お待ちください) (初回掲載日:2019年4月16日、第二次掲載日:2021年9月24日、第三次掲載日:2022年6月15日) |