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福重の写真集 その198
2012年 長崎県総合防災訓練(概要報告)

日時:2012年5月20日07時00分〜12時00分 場所:寿古町「九州電力火力発電所跡地」
主催:
長崎県、大村市、諫早市  訓練参加者数:50機関で約1,000名 (プラス見学者:多数)

主な訓練想定: 5月20日未明、大雨洪水警報発令後、長崎県南西部を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、家屋の倒壊、地すべり、火災などが発生、負傷者が続出、ライフラインなどにも甚大な被害が出る。一方、津波による災害発生も予想されるため、津波警報も発表される。

(訓練内容) ・情報伝達・災害ボランティアパネル展示・発生直後の被災地ヘリテレ映像伝送(防災ヘリ)・救護所設営・非常食炊き出し訓練・地震体験・煙体験・情報収集伝達(空自JET機、陸自ヘリ、国交省ヘリ)・セスナ・バイクによる被災地調査(日赤セスナ機)・各機関による災害救助活動(住民の避難誘導・水防訓練など)・ライフライン復旧・中高層建物からの救出訓練(県防ヘリ)・津波漂流者救助など。

上野の感想:今回の訓練は(大村市福重地区の)寿古町「九州電力火力発電所跡地」で開催された。様々な訓練想定や近代的な技術含めて幅広い分野で、熱心かつ真剣におこなわれていた。2011年3月に発生した東日本大震災だけでなく、この長崎県でも1957年7月の諫早大水害・大村大水害、1982年7月の長崎大水害、1991年の雲仙岳の火砕流などの自然災害が発生している。これらの災害は決して遠い過去の話しとか、「もう発生しない」と言うことではないと思った。むしろ、「災害は忘れた頃にやってくる」との言葉通りと改めて思い直した。熱心に訓練参加された方々はじめ、関係者、見学者の皆様、大変お疲れ様でした。<下記の横長写真は閉式時に撮影。上部左端の山は、郡岳(こおりだけ、826m)>

ヘリによる救出訓練中
水防訓練中


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