2019年 大村市立鈴田小学校・地域学習・鬼の石見学(6月18日の概要報告)
日時:2019年6月18日08時10分〜09時40分 場所:大村市大里町、小川内町周辺
史跡見学(しせきけんがく)のコース:(1)鈴田牢、 (2)地主大明神、 (3)大神宮・長崎街道、 (4)専念寺・岸高城、 (5)鬼の石
全体参加者:91名(内訳:先生6名、4・5・6年生81名、保護者3名、講師2名)
・(5)鬼の石見学コースのみの参加者:先生2名、4・5・6年生14名、保護者1名プラス上野で合計18名
主な内容: ・出発式、・各史跡見学 (見学後、帰校) 注:上野は鬼の石見学に参加したので、このページは、そのことを中心に書いている。
概要(がいよう):
今回こんかい)、鈴田小学校の地域学習(ちいきがくしゅう)は、曇空(くもりぞら)ながら雨にもあわず、かえって良い見学日和(けんがくびより)となりました。
まず、体育館でおこなわれた出発式(写真2参照)では、校長先生から、主に次の「」内のお話がありました。 「6年生は、すでに講師(こうし)の方から教えてもらっている。今日は、その6年生が先生となって下級生に教える。5年生は来年、教える番である。鈴田の宝物(たからもの)を良く知って欲しい。怪我(けが)のないように安全に行ってきてください」
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(写真2) 体育館で出発式(校長先生のお話し中) |
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(写真3) 出発式(先生から諸注意や、お話し中) |
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(写真4) 鬼の石見学へ、出発(後方は本館校舎) |
先生役の6年生代表から、下級生に対して、次のような話がありました。「(5月に)ゲストティーチャーに教えてもらったり、自分たちでインターネットで調べたりした。そのようなことを(現地で)話したい」
最後に担当の先生から、いくつかの諸注意(しょちゅうい)がありました。そして、「今日、家に帰ったら家族(かぞくの)方にも、『こんな所を見てきたよ』と話してください」との話もありました。
その後、08時20分、上記通り、各コースに分かれて出発しました。上野が参加した (5)鬼の石見学コースは、学校周辺から小川内町にある、かなり急な市道を歩き、(写真5参照) 途中(とちゅう)休憩(きゅうけい)もしました。そして、市道から狭い農道を数分進むと、08時45分、鬼の石が見える所に来ました。
説明の準備をおこない、6年生からの説明(写真7参照)がありました。紙に大きく書いた文字付で、まずは、長崎街道(ながさきかいどう)の話しでした。同時に関係(かんけい)のあるクイズもありました。
その後、鬼の石について、「なぜ鬼の石と呼ばれているのか。どうして運ばれてきたのか?」 「鬼の石の大きさは?」などについて、分かりやすい説明がありました。さらに数問のクイズ形式で、下級生へ出題(しゅつだい)もしていました。その後、巻尺(まきじゃく)で、鬼の石の周囲(しゅうい)を計ろうということになりました。
全員で、巻尺(まきじゃく)を手にもって、石の周囲をかこみました。そして、その計測結果(けいそくけっか)、鬼の石の周囲(しゅうい)は、「17メートル80センチある」との発表(はっぴょう)がありました。 (ご参考までに、高さは約4.5m、横幅約4.8m、奥行は約8mある)
そのあと、少し自由調査(じゆうちょうさ)となり、全員で、鬼の石を見て、さわって、さらに鬼の石の大きさなどが納得(なっとく)したようでした
その後、同じ市道を歩いて下り、帰校後、全ての見学コースは終わりました、最後に、児童全員から保護者の方や私へ、「ありがとうございました」とのお礼がありました。
鈴田小学校の地域学習に参加された皆様全員、大変お疲れ様でした。
<上野の感想など>
私は、毎年、鈴田小学校の児童へ地域学習の講話をおこない、そして一緒に史跡見学もしています。このように児童自ら住んでいる地域の学習や史跡を見学し、さわって実感するのは、大変良いことだと常々思っています。また、6年生が下級生へ教えるということは、一時でも先生と同じです。そのためには、自ら勉強しておかないとできることではありません。また、教えることによって、その内容や方法含めて必ずや自信もつくと思います。鈴田小学校の、この地域学習は、色々な意味で良い方式と思っています。
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(写真5) 坂道を元気良く歩行中 |
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(写真7) 右側の6年生が左側の下級生へ教えている |
(写真8) 鬼の石の周囲を巻尺で計測中 |
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(写真9) 石の椅子に座って、ハイポーズ |
(写真10) 帰り道も元気で歩行中 |
鬼の石関係ページ:2019年、鈴田小学校での郷土史講話(概要報告) 「地域学習」(注:上野の講話分のみ)
「鬼の石、史跡説明板」