第71回福重地区成人式
日時:2020年1月3日 (式典、記念写真と祝賀会)10時30分〜13時55分
他:祝賀会終了後、福重小学校にてタイムカプセルの開封作業と記念写真
参加数:全体で 52名(成人者22名、・来賓18名、主催者及び関係者12名)
主催:福重地区町内会長会(式典と祝賀会まで)
場所:大神宮(今富町) 、シュシュ(ぶどう畑のレストラン、弥勒寺町)
<福重地区成人式の概略史は、最下段を(ここから)ご覧下さい>
記念式典と祝賀会の概要:
曇り空ながら気温も穏やかな中で、年始恒例行事ともなっている第71回福重地区成人式は、開催されました。例年同様、今年の成人式も、まず今富町の大神宮にて式典・神事(写真2参照)がおこなわれました。その後、記念写真の撮影でした。(写真1、3を参照)
記念写真の後、弥勒寺町のシュシュへ移動し、祝賀会が始まりました。祝賀会では、まず大村市歌の斉唱があり、次に主催者の日高・福重地区町内会長会・会長から開会の挨拶(写真4参照)がありました。その後、ご来賓を代表して園田・大村市長(写真5参照)と、松本・県議会議員から、成人者へお祝いや希望の言葉がありました。
各挨拶では、ほぼ共通して、「皆さんは、各々の目標があると思う。その実現に向けて頑張って欲しい」 「成人になれば責任も問われるので、そのことは自覚してもらいたい」 「仲間を大事にして下さい。これは金では買えない人生でも大きな財産になる」
「福重地区は長年の歴史がある成人式、敬老会などからも分かる通り心優しい地区である。できれば地元に戻って活躍して欲しい」などの内容がありました。 また、今年2020年は「東京オリンピックのある年」、干支(えと)は「ねずみ」 =子(ね)年にちなんで、「今年1年、チューイ(注意)もして下さい」との締めの言葉を述べられた方もいました。いずれも、成人者の若さと、可能性のある力に期待をする内容が多かったです。
それらの挨拶に対して、成人者代表の挨拶(写真7参照)があり、成人式開催の感謝、これから頑張っていくことなどの言葉を述べておられました。その後、朝長・市議会議員のご発声で、乾杯がありました。しばらくして、各町内会長の先導含めて、成人者からの自己紹介や今後の抱負などが述べられました。(写真8参照)
その中には、(順不動で)「今は大学生だが将来は学校の先生になりたい」 「アナウンサーをなりたいので、その時は皆さん見て覚えて下さい」 「医学療法士を学んでいるが、いずれその道を進みたい」 「プログラマーを勉強している」 「看護師になるため勉強中だ」 「保育士になって子供から好かれる人になりたい」
「看護師になりたいので勉強中だ」 「必ず単位を落とさずに卒業したい」 「いずれ大村に戻り仕事をして貢献もしたい」 「大村市長になりたいが(笑い)、市職員を目指しているので、よろしく」など。
次に、(現在、壱岐市在住で)元担任だった池内先生が今回、この福重地区の成人式に駆けつけて下さりました。そして、ステージにも登壇され、成人者が福重小学校の頃(8年前)のいくつかの思い出や卒業アルバムのことなど懐かしいお話をして頂きました。(写真9参照)
懇親会でも成人者同士、久しぶりに会ったことでもあり、各テーブルごと、学生時代や現在のことなど、お互いに話が盛り上がっていました。中には、グループごとスマホでの自撮りも多かったです。また、撮影者の上野と同じ町内や、知っている成人者から「私は・・・ですよ」と語りかけてもらいました。
祝賀会最後の方では、成人者全員、壇上に登り、元担任の池内先生の指揮による福重小学校の校歌(写真10参照)、引き続き園田市長の指揮で郡中学校の校歌の合唱がありました。(写真11参照) いずれの校歌も、成人者にとって約8年〜5年ぶりの校歌合唱で、当時に戻られた雰囲気もありました。
祝賀会の締めとして、成人者の今後のご活躍ご多幸を祈念して、竹森・市議会議員のご発声で参加者全員、大きな声で万歳三唱をおこないました。
福重小学校にてタイムカプセル開封と記念写真
シュシュでの祝宴後、成人者は、母校の福重小学校グランドに集合しました。そして、運動場の北西部にある体育用具倉庫近くのフェンス前=目印の石碑を見つけました。「この石碑の下付近にタイムカプセルを埋めたはず」との声で、手に手にスコップを持って掘り起し作業がスタートしました。
しかし、なかなかなくて、「自宅に動画の録画があるので確認してみる」とか、その動画によると「もっと、倉庫近くに写っているので、違う場所では?」「重機で掘ってもらったので、もっと深かったと思う?」などの意見もあり、約5メートル四方の各所を掘ってみることになりました。しかし、なかなか出て来ず、当時、保護者として埋めるのを手伝われたお母さん、お父さんも各家から駆け付けて下さって掘って下さいました。
最後、もう一回フェンス近く(石碑の下付近)を、もっと深く掘ろうということで粘り強く作業したところ、その執念が実ったのか2時間強かかりながらも、やっとタイムカプセルが見つかりました。そして、それを運動場に移して、約8年ぶりの開封の時を迎えました。
クラーラーボックスや中身を二重三重のビニール密閉されていた成果からか、中身(内容)は、濡れたり傷んでしていなくて、8年前そのままでした。そして、タイムカプセルに入れた自分の名札、文章類、写真などを見ながらワイワイ・ガヤガヤと楽しい歓声が運動場に、響き渡っていました。
また、どなたかが、「大人になって飲もう」ということだったのか、なんとフランス製のルージュのボトルワインと紙コップまで入れてありました。これには、一同驚いた感じでした。
そして、大人になったお祝い兼ねて、そのワインの試飲も始まり、皆で「このワイン、なかなか美味しいよ」との感想もありました。
最後に、東校舎(この東校舎は大村市内最古の鉄筋コンクリート校舎で、あと数年後解体、新築されるとのこと)をバックに池内先生とタイムカプセルを囲む形で成人者全員で記念写真を撮りました。(写真13参照) 第71回福重地区成人式や、タイムカプセル開封作業に出席、参加された成人者、主催者・来賓・関係者の皆様、大変お疲れ様でした。
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福重地区成人式の概略史
(大村市)福重地区の成人式は、行政単位ではない地域主催で毎年開催されています。その歴史は、戦後まもなくして、福重青年団の主催でスタートしました。ご参考までに、初回開催は、上野の推測ながら1949(昭和24)年1月15日(成人の日=国民祝日の施行2年目)と思われます。今年2020年現在で、第71回目でした。
先の説明通り、戦後まもない頃より長年ずっと福重青年団の主催でしたが、団員数の減少にともない、何十年か前から青年団が事実上なくなりました。次に主催団体が変わり、福重地区町内会長会が主催して今日を迎えています。
あと、昔は地域単位(行政単位ではない)の成人式は、長崎県内でも大村市内でも色々な所でありました。しかし、今日では大村市内で福重地区の一か所のみ最初から長年継続していました。ただし、近年、松原地区でも再度、地区の成人式が開催されるようになったとの状況もありますので、現在の地域成人式は、大村市内で2か所の開催と思われます。
・関係ページ:「大村歳時記シリーズ(目次)」の『福重地区成人式』