福重地区成人式(二十歳の集い)(ふくしげちく せいじんしき、はたたい の つどい)
注意:2023年から「二十歳の集い」の名称変更
2022年まで福重地区や大村市でも成人を祝う式典あるいは行事として、成人式との名称で開催されてきた歴史があります。しかし、法律の改正により、成人年齢が18歳まで引き下げられたため、2023年からは福重地区も大村市主催の式典名称が「成人式」から「二十歳の集い」に変わりました。
そのようなことにより、今後、「福重ホームページ」内の関係ページを改訂する場合、「二十歳の集い」(成人式)」または「成人式(二十歳の集い)」との名称も加えていきます。ただし、2023年以前は、従来通りに成人式名称を用いるか、または注釈付きで書き加えていきたいと考えていますので、その点(両方の名称が混在していること)は、あらかじめご了承願います。(以上の項目は2023年1月10日に追加掲載)
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この福重地区成人式は、2020年1月3日現在で第71回の開催実績があります。念のため、この成人式は、市町村(自治体)主催の式典ではなく、あくまでも地域独自で開催されている成人式です。
そのため、何十年か前には、大村市内でも地域(地区)主催の成人式はあったのかもしれません。しかし、現在開催しているのは福重地区や(近年復活した)松原地区の2地区だけのようです。また、長崎県内でも、そう多くない形式の成人式と思われます。
戦後間もない頃の記録がないので、なぜ福重地区で開催されるようになったのかは、定かではありませんが、先の開催数から逆算しますと、始まりは1949(昭和24)年からとなります。当時の主催団体は、福重青年団でした。その後も、ずっと続けておられましたが、福重青年団の団員数の減少から続けることできず、数十年前から福重地区町内会長会が主催者団体へと変わり、現在も同様です。
この成人式の歴史や内容を調べるため、1988(昭和63)年9月に発行された福重青年団史も調べたのですが、この冊子には何も具体的なことは記述されていませんでした。
そのため、当初の頃は不明ながら、私自身も1970年代初め頃の成人式にも出席しましたので、当時の状況は覚えていますので、後の項目で書きます。なお、ここ10年間位は、1回当たり100枚以上の写真撮影を毎回していますので、詳細に紹介できると思います。
戦後間もない頃と、現在とは少しだけ祝賀会の場所、時間の変更などはあります。しかし、今富町、大神宮での式典、記念写真、その後に場所を移動しての祝賀会の開催などは、大きくは変わっていないと言えるでしょう。1970年代初め頃の内容や、現在の状況などは、次の項目で書いていきます。
成人式の主な内容
この項目は、大きく二つに分けて紹介します。まず、一番目は、福重青年団が主催で開催されていた頃の状況です。二番目は、現在も同じ福重地区町内会長会主催の内容です。そうは言っても、先にも書いてます通り、前者後者の違いは、少しだけ祝賀会の場所、時間の変更などがある程度で、その主な行事内容までは、大きく変わっていないと思われます。
福重青年団主催の頃の状況
先の項目に、「福重地区成人式は1949(昭和24)年頃からは開催されている」と書いています。記録がないので正確には書けないのですが、主催は当時あった福重青年団と思われます。そして、この状況は、青年団の団員数が大幅に減少し、存続できない年まで続いたと思われます。その後は、現在主催の福重地区町内会長会へ、変わりました。
その福重青年団主催の頃は、主な状況として、上野が参加した成人式の記憶も参考にしますと、次の内容だったろうと思えます。(1)大神宮にての式典(神事) 、 (2)料亭市原などでの祝賀会 、 (3)祝賀会会場での記念写真撮影などでした。ただし、祝賀会の場所は、年によっては例えば福重地区住民センターなど別会場で開催された可能性もあります。
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第68回福重地区成人式(2017年1月3日、シュシュのレストランにて)<福重小学校・校歌の合唱、指揮は校長先生=右端側> |
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この当時の成人式では、青年団の団長もしくは世話役の数名の方の指導に従って、最初の神事も一緒におこない、そして祝賀会会場の料亭などへも後を付いて行ったのを覚えています。その会場では、記念写真撮影をおこない、青年団代表の方から成人者へ、心のこもった祝意が述べられました。その後は、成人者の同窓会兼ねた宴会みたいな感じで進みました。
福重地区町内会長会主催の内容
先の項目に書いています通り成人式の主催者が、福重青年団から福重地区町内会長会に変わっても、その式典(神事)自体は変化はありません。しかし、祝賀会の会場、内容などは時代の変化に応じて変更もありました。その状況は、主に下記の通りです。
(1)大神宮にての式典(神事)
(2)本殿前での記念写真撮影
(3)シュシュのレストランでの祝賀会(ただし、当初は福重地区住民センターだった)
などです。
参加者・出席者について、成人者は当然のことながら、ご来賓として大村市長、教育長、福重小学校時代の恩師、福重地区関係諸団体、主催者の福重地区町内会長(10町内会長)などです。ただし、この参加者の顔触れは、その年によって変わられています。
あと、祝賀会の内容も成人者が、できるだけ参加しやすいようにするため、挨拶などは少なくして当初より工夫もしておられます。成人者の自己紹介や今後の抱負などには出席者全員から暖かい拍手も送られています。
中には、大村だけでなく国を背負って立つみたいな力強い志や、会場全員の爆笑を誘う親しみある話を述べられる場合もあります。実に、たくましい感じの成人者の訴えには、勉強になることもありました。
主催者の町内会長も自分の町の成人者ととも舞台に上がり、紹介されています。その中には、まるで我が子が大きくなったような、あるいは町の自慢話みたいに熱っぽく紹介される町内会長もいました。
また、例えば2017年1月3日開催の第68回福重地区成人式では、ご来賓の福重小学校長の指揮(右側上から3番目写真参照)で福重小学校の校歌、あるいは園田大村市長の指揮で郡中学校の校歌を舞台上で全員合唱もありました。成人者の皆さんも久しぶりに歌われたのか、笑顔もいっぱいでした。
成人者だけでのタイムカプセル開封
同じ日に福重地区町内会長会の主催行事とは違いますが、成人者だけでのタイムカプセル開封の行事もあります。これは、祝賀会終了後に例年おこなわれています。成人者の方が福重小学校6年生当時、校庭にタイムカプセルを埋めたのを約8年ぶりにを開封するものです。
この中には、未来の自分に宛てた手紙、一言メモ、自ら描いた絵、クラス全員や友達と撮った写真、クラブ活動で使っていたボール、運動会で応援用に振っていた旗などがありました。
年によっては埋めた場所が分からず1時間かかって、やっと掘り出した時は、苦労の甲斐あってか、喜びと爆笑が続く年もありました。いずれにしても(右側5番目写真のように)久しぶりに母校に来て、これまた久しぶりに小学校当時の手紙、写真や絵などを見ての楽しさは、やはり成長された成人者だからこそのものと思いました。
新型コロナでの制限と回復
2021年の成人式から
2023年の二十歳の集い(成人式)の間は、新型コロナなどの影響を受け、例年通りの祝賀会の開催ができませんでした。この期間は、例えば大神宮で開催さてた神事の時間中はマスクの着用でした。
また、例年シュシュのレストランで開催されてきた
祝賀会はなく、かわりに
弁当の贈呈でした。そのような中でも、福重小学校の校庭に埋められていた卒業時のタイムカプセル開封作業や記念写真は、2022年までは実施され、その後は倉庫保管を二十歳の集いの日に成人者へ手渡す方法となりました。
2024年1月3日、第75回福重地区二十歳の集い(成人式)から、ほぼ従来通りに祝賀会もシュシュのレストランで開催されました。なお、タイムカプセルは、先と同様で、今後も学校の倉庫保管方式となるようです。
補足
(この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)
関係ページ:「2005年 第56回福重地区成人式」、「2006年、第57回福重地区成人式」、「2007年、第58回福重地区成人式」、「2008年、第59回福重地区成人式」、「2009年、第60回福重地区成人式」、「2010年、第61回福重地区成人式」、「2011年、第62回福重地区成人式」、「2012年、第63回福重地区成人式」、「2013年、第64回福重地区成人式」、「2014年、第65回福重地区成人式」、「2015年、第66回福重地区成人式」、「2016年、第67回福重地区成人式」、「2017年、第68回福重地区成人式」「2018年、」「2018年、第69回福重地区成人式」「2019年、第70回福重地区成人式」「2020年、第71回福重地区成人式」「2021年、第72回福重地区成人式」「2022年、第73回福重地区成人式」「2023年、第74回。福重地区二十歳の集い(成人式)」「2024年1月3日、第75回福重地区二十歳の集い(成人式)」
初回掲載日:2017年2月17日、第二次掲載日:2月19日、第三次掲載日:2月21日、第四次掲載日:2020年3月8日、第五次掲載日:2024年1月10日