第74回福重地区・二十歳の集い(成人式)
日時:2023年1月3日(式典、記念写真10時35分~11時35分 タイムカプセル開封:12時00分~12時45分
参加数:全体で59名<成人者28名(女性19名、男性9名) 、来賓 17名、町内会長10名、関係者4名>
主催:福重地区町内会長会(式典と記念写真まで)
場所:大神宮(今富町) <福重地区成人式の概略史は、下段を(ここから)ご覧下さい>
注1:今回の福重地区「二十歳の集い」(成人式)も、昨年に続き新型コロナの関係上、例年、シュシュ・レストランで開催されている祝宴ができなかった。そのようなことから、今富町の大神宮にて神事、記念写真のみがおこなわれた。また、成人者だけで例年通り、福重小学校・運動場にて、これまで学校の倉庫に保管して頂いたタイムカプセルの開封が実施された。今回のページでは、先の内容を主に掲載している。
注2:掲載写真は順不同で、写真整理番号には何の意味もない。
注3:下記の日高会長挨拶や、ご来賓の挨拶は、神事の前と後であった。ただし、その挨拶内容は、撮影者の上野が覚えている範囲内の概要(大要)である。そのため、あくまでも、ご参考程度に閲覧願いたい。
記念式典と記念写真の概要:
この日、式典会場の今富町にある大神宮の上空は、雲一つないような青空が広がり、無風で気温は7度位だった。そのことから境内の参加者の誰彼なしに、(大村弁で)「こん青空の良か天気は成人者を祝とるバイ」との声が飛び交っていた。09時前から主催者の福重地区町内会長会の方々が、拝殿内の準備を始め境内に並べる机、椅子、受付、記念品などの諸準備作業が進んでいた。
そして、10時過ぎ位から、各町内から若さあふれる成人者が、明るい爽やかな挨拶とともに、徐々に参集されていた。そして、中には福重小学校もしくは郡中学校の卒業以来、同窓生と久しぶりの再会ということもあり、「えっ、・・・ちゃん、何年かぶり!」「元気やったと」「久しぶりね」などと、にぎやかな話しが境内各所で見られ、そこだけが更に明るく感じた。
また、今回、福重小学校6年生当時の担任の先生も2名参加され、「先生、お久しぶりです」との話しが続いていた。また、お互い懐かしさ、あるいは大人へ成長を喜ばれているようだった。 そうこうする内に、予定時刻の10時30分前となった。成人者と来賓者の一部が拝殿へ、他の来賓者、主催者や関係者が境内(屋外)に設置された椅子に座り、式典(神事)が挙行された。
日高・福重地区町内会長会・会長挨拶
式典(神事)の前に、日高会長から、概要次の「」内の挨拶があった。 「ご成人の皆様、おめでとう。お忙しい中、市長、県議、市議、担任の先生方、地区関係役員の皆様のご列席に感謝申し上げる。今回も新型コロナの関係上、祝宴ができず神事のみである。どうか、よろしく願いたい」 (あと、神事関係終了後に、同会長から式典参列の感謝の言葉も述べられたが、その内容は省略している)
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神事が無事終わった直後、お忙しい中、福重地区の成人式にかけつけて下さった園田市長、松本県議、朝長市議会副議長の方々から、概要、次の「」内の挨拶があった。(なお、太文字は上野が付けた)
園田・大村市長の挨拶
「皆さん、おめでとう。福重地区は長年、地域の成人式を続けて下さっているので、成人者の皆さんは幸せだと思う。昨年、新幹線開通、車両駅もでき、さらには郡中学校校区(郡地区)は人口増もあり、発展している地域だ。皆さんは、これまで20年間色々な頑張りがあったと思う。同時に親御さんも同様で、皆さんを育ててくれた。今日は、ほん一言で良いので、これまでの感謝を伝えて下されば喜ばれるのではないか。 これを機に、3点話したい。
(1)同級生は、いつまで仲良くして支え合って欲しい。お互い励みにもなる。
(2) 皆さんは若いし、何にでも挑戦できる。この二十歳を機に是非チャレンジを願っている。
(3) 郡三踊り(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)は国無形民俗重要文化財だ。そして、昨年、沖田踊と黒丸踊は、世界遺産にもなった。それは500年以上続く郷土芸能だからだ。これを続けることができたのは、この地域の努力そのものだ。この地域の力が皆さんを育んできたと思う。
改めて皆さん、二十歳おめでとう。今度(1月8日の)大村市主催の「二十歳の集い」にも出席をお願いしたい」
松本・県議会議員
「皆様おめでとう。私は、塾の子ども達に、ずっとサッカーの本田選手のことで、『彼は小学生の時から世界で活躍する選手になる目標を持っていた。そして、その通りに活躍された』と話してきた。皆さん、二十歳のこの機会に、何で良いので目標を持って欲しい。そうすれば、その目標のために努力もするし、性格さえ変わっていくだろう。
この福重地区の成人式は、今回で第74回になる。私自身も祝ってもらったが、地域の方々に感謝しつつ、ご両親へもお礼をお願いしたい。 長崎県内で大村市の一市だけが人口増だ。都会で大学や就職もあろう。でも、何かの機会で故郷に戻り、活躍され、地域貢献も期待したい」
朝長・市議会副議長の挨拶
「皆さん、おめでとう。福重には車両駅もできたし、発展し続けている地域だ。『フルーツの里・福重』としても有名だ。皆さんは郡中学校の時に、二十歳への自分への手紙を書かれた。この中で様々な目標などもあったと思う。また、同級生同士、これからも大切にされ仲良く続けて欲しい。今日は本当に、おめでとう」
記念写真の撮影
式典が終わった後、本殿前に成人者、来賓、福重地区内関係諸団体による記念撮影がおこなわれた。(写真1と4を参照) また、今回も大村ケーブルテレビや大村市広報にも来て取材・撮影して頂いた。
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福重小学校にてタイムカプセル開封と記念写真
これまで福重小学校の卒業前のタイムカプセルは、運動場や学校敷地内に埋めていた。しかし、ある年では4時間近く掘っても見つからなかった例や、箱の中の紙類が水濡れしていたなど様々問題もあった。また、いずれ現在3校舎の全体建て替えがあり、学校敷地の多くが変わることにもなる。以上のようなこともあり、今回のタイムカプセルは、箱ごと学校倉庫に保管してもらっていた。
そのようなこともあり、今回のタイムカプセルを預かってもらった方から、成人者へ手渡そうということになった。そして、今回、当時の担任の先生から、各自で書いたり作成した物を、その成人者に手渡されていた。卒業後約8年ぶりに中を開けてみると間違いなく、自分達が福重小6年生の時に書いたり、描いたりしたものだった。
成人者の皆さんの間で、お互いに「懐かしい」「あなたの絵は上手ねえ」などの話しや歓声が挙がっていた。また、それを手に、各自での記念写真撮影会ともなった。そのようなことから、今回、地面を掘る作業はなかったものの、懐かしさの会話が途切れることなく続いていた。
同時進行で、大村ケーブルテレビのインタビューにもあり、皆さん、ハキハキと元気良く答えておられた。先ほどの歓声や各自撮影会が一段落した後、後方に校舎が見える場所に移動して、タイムカプセル開封記念の写真撮影をおこなった。特に、数年もしない内に現在の3校舎全部が建て替え(なくなるので):今回、その校舎が写る位置で写した。その後も各自での写真撮影、その他が続いたが一応、小学校での集いも終了となった。
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福重地区成人式の概略史
(大村市)福重地区の成人式は、行政単位ではない地域主催で毎年開催されています。その歴史は、戦後まもなくして、福重青年団の主催でスタートしました。ご参考までに、初回開催は、上野の推測ながら1949(昭和24)年1月15日(成人の日=国民祝日の施行2年目)と思われます。今年(2023年現在)で、第74回目の成人式でした。 先の説明通り、戦後まもない頃より長年ずっと福重青年団の主催でしたが、団員数の減少にともない、何十年か前から青年団が事実上なくなりました。次に主催団体が変わり、福重地区町内会長会が主催して今日を迎えています。
あと、昔は地域単位(行政単位ではない)の成人式は、長崎県内でも大村市内でも色々な所でありました。しかし、今日では大村市内で福重地区の一か所のみ最初から長年継続していました。ただし、近年、松原地区でも再度、地区の成人式が開催されるようになったとの状況もありますので、現在の地域成人式は、大村市内で2か所の開催と思われます。
・関係ページ:「大村歳時記シリーズ(目次)」の『福重地区成人式』