福重の名所旧跡や地形
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(郡岳の)次郎坊岩(重井田町)
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(郡岳の)次郎坊岩(じろうぼういわ) | 場所:長崎県大村市 重井田町 |
郡岳(826m)へ登る場合、主に南口登山コースと西口登山コースがあります。その西口登山コースの途中に3か所、大きな岩があります。一番下側、最大の岩で、しかも最も有名なのが坊岩(ぼうのいわ)です。私の推測ながら、この坊岩が別名「太郎坊岩」と思えます。 |
次郎坊岩を知ったきっかけ 今回紹介の次郎坊岩は、郡岳(826m)の西口登山コース、九合目周辺の所にあります。この岩は、大変有名な坊岩(ぼうのいわ)より一般には知らていません。なぜなら、登山道近くにあっても全く目立たないし、岩自体も見えにくいからだと思えます。さらに、上野調べながら書籍類やホームページ類でも(2016年現在)、紹介されていないようです。江戸時代の大村郷村記にも、記述がないようです。
この案内板には、視認出来る範囲内で上部から、「郡岳 ・・(2文字不明、以下同じ) ・・・・033km 次郎坊・三郎坊岩」との文字と思えました。後日、この岩のことについて、何かの書籍類やホームページ類に紹介されていないか調べたのですが、その当時も現在も、そのようなことはないようです。 ただし、次郎坊岩と三郎坊岩があるかぎり、「太郎坊岩もあるはずだ」、また、「何かの根拠がないかぎり、(何十年前の設置か不明ながら)わざわざ山に金属製の案内板まで設置するだろうか?」と思っていました。結果、「太郎坊岩」の方は坊岩(ぼうのいわ)のことと思いました。 なぜなら、この大きな坊岩は、大村市郡地区(松原・福重・竹松地区)からならば大抵どこからでも、郡岳の頂上とともに西側の八合目近くに見えていますし、逆に坊岩からの景色は、眼下に郡地区だけでなく遠くは大村湾、長崎空港、西彼杵半島なども見える眺望抜群の所です。そのことにより、郡岳の登山客にとって、最大の人気スポットにもなっています。ご参考までに、坊岩の「坊」は、太郎岳大権現の本坊(坊家敷)が、この岩の南東東側の方向にあったことから由来しています。(当然、次郎坊岩と三郎坊岩も、このことからの順番名称と思われます) あと、今回の次郎坊岩の方ですが、この岩は坊岩ほど大きくないですし、また昔から書籍類に書いてなくても何かの伝承で呼ばれてきていたのでしょう。さらに、推測重ねれば戦後間もない頃まで、岩周辺の木々も背が高くなく、この次郎坊岩や三郎岩は、北西側(陸上自衛隊・大野原演習場)方面から見えていたのかもしれません。 GPS実測値 先の項目にも書いていますが、郡岳(826m)の西口登山道脇にある錆びつき朽ち果てた金属製の看板には右上側写真の通り、「次郎坊岩と三郎坊岩」が案内してあります。しかし、私は、どちらの岩が次郎坊岩なのか不明ながら、携帯型GPS測定器で緯度経度も計測しましたので下表に、その数値を書いておきます。ただし、先ほど述べた理由から、あくまで参考数値として参照願います。 表の右側2行目の数値を国土地理院)地図検索用ページにジに入力して頂ければ、この次郎坊岩のある地図が表示されます。ただし、グーグルアースは航空写真上に表示するため、ほんの少し誤差が出ますが、数値補正はしていません。いずれにしても、参考程度に、ご覧願います。
補足 (この原稿は、しばらくお待ちください) ・関係ページ:郡岳 、 坊岩(ぼうのいわ) 、 太郎岳大権現 (初回掲載日:2016年12月24日、第二次掲載日:12月26日、第三次掲載日:12月27日)、 |