<補足説明>
右側(上から2番目)写真は、堀池の馬頭観音の土台石に彫られている碑文の拓本である。上表のデータ部分と重複した記述になるが、改めて書くと、その碑文は、次の「」内の太文字である。なお、拓本写真でも分かる通り、最後の郷名は2行であるがホームページの関係上、横1行に改めた。
「大正二年旧一月建之 馬頭観世音 堀池 津田木郷」
上記の現代語訳は、次の<>内の青色太文字である。 <馬頭観音を大正2(1913)年、旧暦の1月に堀池と津田木郷(の者)で之(これ)を建てた>
念のために、碑文では確かに「堀池」と「津田木」の二つの郷で建立されているが、名称が長くなるので便宜上、堀池の馬頭観音とした。また、先の二つの郷は、現在どちらとも大村市黒丸町である。しかし、両郷の名称とも江戸時代の大村藩領絵図にも書かれているので、長年あった郷名と思われる。
あと、この馬頭観音は上表の感想項目にも書いているが、市道脇にある釈迦堂の手前側にあるので、見学しやすいものである。なお、ご参考までに、この堀池の馬頭観音は石仏の専門書である日本石仏図典(日本石仏協会・編纂、1986年8月発行)312ページに写真掲載されている。
(初回掲載日:2015年8月20日、第二次掲載日:2015年8月21日、第三次掲載日:2018年 月 日 )
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