<補足説明>
右側写真は、土台部の拓本作業中のものである。この拓本写真でも分かる通り、碑文が彫ってある。原文は縦書きであるが、活字体のホームページ用の横書きに直したのが、次の「 」内の文字である。
「 明治廿三年
馬頭観世音
十一月十九日 」
この碑文を現代語訳すると、次の「」内の通りと思われる。 「馬頭観世音を明治23 (1890)年11月19日に建立した)」
このように碑文そのものは、他の馬頭観音でも普通にみられる形式だと思われる。ただし、馬頭の「頭」の省略文字が、他と違うような感じがする。
あと、注目すべきは建立月日の「11月19日」である。旧暦か新暦かは、別としても、この月日を始め、「10月19日」あるいは「12月19日」に建立された馬頭観音が市内には多い。この月日に何らかの意味や由緒があると思われたが、詳細なことまでは調べきれなかった。
(初回掲載日:2015年6月4日、第二次掲載日:6月5日、第三次掲載日:6月 日 )
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