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冊子:現代技術を用いた郷土史研究
<誰でもできるデジタル七つ道具>
(概要紹介)
冊子の表紙

冊子:現代技術を用いた郷土史研究<誰でもできるデジタル七つ道具>(概要紹介)
<冊子の簡単内容紹介>
 この冊子内容は、極簡単に申し上げるならば「単体ならば誰でも日常使用されているパソコンやソフト、ホームページ、GPS測定器、スマートフォン、タブレット端末などを用いれば郷土史の調査や研究へも応用できて役立ちますよ」と言う内容です。

 下記枠内に活用方法の小見出しを書いています。そして、このような、ささやかな小冊子からでも郷土史に関心を持ち、史跡巡り、まだ埋もれて いる遺物や石仏などに興味を持たれ、さらには郷土史愛好家が一人でも増えて下さればとの願いを込めて作成しました。

現代技術を用いた郷土史研究<誰でもできるデジタル七つ道具>
  (1)分からないことはインターネット検索
  (2)調査研究報告はホームページ掲載
  (3)CG写真加工で石に描かれた線刻石仏模様や碑文を表示
  (4)GPS計測で史跡の調査と場所案内
  (5)グーグルアースを用いた空中からの調査
  (6)パソコンの「IMEパッド手書き」機能で難しい漢字の解読と常用漢字化
  (7)OCR(活字読み取りソフト)で書籍と史跡説明板の活字データ化
   追加その1:電子くずし字字典データベースの活用
   追加その2:タブレット端末の活用

<この冊子の特徴など>
・A4判、12ページである。
・表紙、本文ページの原稿、編集、レイアウト、印刷、A3からA4折りまで制作者手作りで、製本のみ印刷会社がおこなった。
・全ページ、カラーである。自前のパソコン、印刷機でおこなった関係上、不十分な点は、ご容赦願いたい。

(発行日、販売店など)

・発行年月日:2013年6月1日
・販売書店:(大村駅前) (書店) クリップスオン(clipson)さんで発売中
・所在地:大村駅前 (東本町604) TEL:0957-53-2180
・販売価格:200円

<簡単Q&A>

Q1:”デジタル七つ道具”と書いているが、実際に使用している数は?
A1:冒頭部分の<冊子の簡単内容紹介>の薄い黄色枠内にも書いている通り、七つ道具プラス「追加の二つ」で、合計”九つ道具”を冊子には書いている。しかし、パソコンや各ソフト、IT技術などは、日進月歩ではなく”秒速分歩”の世界とも言われるくらい速いので、今後も続々と郷土史(地方史)調査・研究に役立つツールが出てくると思われる。個人的には、可能な限り新技術へも挑戦したい。また、私は史跡の調査に出かける時にGPS計測器、タブレット端末、デジタルカメラなどにプラスして自家用車のトランクには従来からの拓本作業用具一式、巻尺やノート類も入れている。

Q2:グルーグルアースで古代の道を発見した」みたいに書いているが、それだけで本当に確認できたのか?
A2:福重地区を通る「大村の古代の道」は、長崎県の調査報告書もあり、概要だけは既に分かっていた。しかし、具体的な古代の道跡までの明示は報告書にはなく、さらに想定していた道路も高速道路のため途切れた状態だった。私はグーグルアースを使いイメージ部分を印刷して、地元の古老に見て頂き、始めて「ここ(仮の想定線)には、昔は直線の馬車道があった」と教えて頂き、それで名実ともに”古代の道跡”が判明した。

Q3:「分からないことはインターネット検索」と書いているが、本当に全部探すことができるのか?
A3:古文書解読とか草書体の活字化などは、やはり、なかなか難しいことで従来手法も用いながら、やっていかざるを得ない。しかし、それ以外にも自然、人の作った歴史は狭い地域でも沢山の事柄があり、星の数ほどあるホームページから、何らかのヒント、アイデア、さらに直接結びつかなくても書籍類の名前くらいは判明できる場合もある。このようなことでも、インターネットがなかった時代は、探すのに大変な手間暇をかけていた時代もあった。さらに言えば、元号と西暦を換算するにも、特に古い時代ならば時間を要したが、今ならホームページに掲載されている換算機能を使用すれば一発で目的の年が表示される。

Q4:「携帯式のGPS計測器を使用」してるようだが、精度はどうなのか?
A4:私の所有している携帯式GPS計測器は、元々、山仕事や登山用である。例えば、どこかの大学地震研究所とかプロの測量士さんが使用されている高価で精度の高いGPS機器と比べられない。しかし、見晴らしの良い4等三角点を実測し、後で国土地理院の地図と対比したら数センチの誤差もない場合もあった。郷土史調査で用いる城址、石仏や史跡の緯度経度などは、実際上、仮に数十センチの誤差があったとしても問題にならない数値と言える。また、計測器の精度だけでなく、衛星、建物や木々の状態などの影響も避けられない。

Q5:碑文や線刻石仏などのCG写真加工は、難しいのか?
A5:写真加工用のソフトがあれば作業時間の長短はあっても原則できる。単純明快な碑文と線模様ならば時間はかからない。しかし、例えば(弥勒寺町にある)線刻不道明明王像などは、足かけ4か月かかった。とにかく、根気さえあればCG写真加工は可能である。

(掲載日:2013年6月1日)

 
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