のだけ新茶祭り(のだけ しんちゃ まつり)
<注:祭り名称について、上記写真通り、横幕や実行委員名は「野岳新茶祭り」、案内チラシや立て看板などは「のだけ新茶祭り」である。そのことから、このページでは、両方の名称で掲載している。なお、ご参考までに地名は当然、野岳あるいは野岳湖で、現在の会場は大村市東野岳町で、地区では松原地区である。ただし、販売関係では松原地区外の参加も多い>
のだけ新茶祭りは、毎年5月3日〜5日、大村市東野岳町にある野岳湖畔(東側)のロザ・モタ広場や儀太夫会館(ぎだいゆう かいかん)周辺で、開催されています。2016年で、30周年を迎えました。(2018年現在で第32回です)
毎年、新茶の試飲、手もみ茶の実演、地元物産の販売、各種食べ物コーナー、沢山の演奏・演芸や出し物などで、大変賑わっている祭りです。また、この時季、郡岳(こおりだけ、826m)をはじめ周辺の野山の新緑が素晴らしいものです。そのような若葉を見ながら、野岳湖まわりの家族連れ散策、あるいは祭り会場横で実施されているグランドゴルフ大会などのスポーツで、爽やかな気分にもなります。
のだけ新茶祭りの概略経過
ここから、この祭りの経過(概略)などを書きます。祭り開催場所について、初回(第1回)から7回位までは現在地ではありませんでした。 (写真2参照)中央部に「新茶まつり」看板があり、その後方に民家があります。当時この周辺で祭りは、開催されていました。この写真の場所は、自家用車ならば国道34号線で県道を登って野岳湖バス停や公園管理事務所などを右側に、郡岳を前方に見ながら、さらに進みます。
そして、大きな三叉路(写真2の左側道路が大村湾カントリークラブ入口や嬉野方面、右側の道路がロザ・モタ広場方面、手前側=撮影地点方向が野岳湖バス停方面)があります。この三叉路の奥側(先に紹介した写真に写っている看板の奥側=現在、民家がある所)周辺が、初回から7回位までの間、開催された場所です。
その祭り内容も、10店舗ほどでの地元産品販売が中心だったそうです。つまり、現在のような大規模販売ではなく、また、演奏、歌や各種出し物などはなかったようです。その後、ロザ・モタ広場(野岳湖畔東側にある芝生に覆われた直径約75mの円形の広場)が、1992年3月に完成しました。
(現在地での開催は、何年からか調査中ながら)ロザ・モタ広場完成を契機に、この場所周辺で現在のように、のだけ新茶祭りは開催されるようになりました。
のだけ新茶祭りの現在の状況
この新茶祭りは、(注:2018年までの情報として)私が見た範囲内で書いています。 開催日時は、毎年5月3日・4日・5日10時00分〜16時00分です。また、各イベントや「物産・食品」の会場として、ロザ・モタ広場、周辺駐車場なども、大きくは変わっていません。
例年の「物産・食品」販売コーナーでは、(全店覚えてはいませんが)例えば、松原刃物(包丁・鎌など)、新茶、海産物・乾物、ハム、松原おこし、波佐見焼、野菜・果物・アイス類、かご・小物、お菓子、饅頭(まんじゅう)、うどん・大村寿司、手作りハム、かまぼこ、コロッケ、焼きとり、カレーライス、かき氷、梅が枝餅、いなほ焼き、焼きそば、アップルパイ・クッキー、ちゃんぽん・ひじき麺、ラーメン、花、野菜苗、ガレッジセール、射的、コーヒーなど、たくさんの店があります。
あと、先のイベントも、開催日によって、その内容に違いがありますが、例えば、太鼓の演奏、開会式、ふれあいミニ動物園、バルンアート、スイカ割大会、紙飛行機大会、竹細工教室などは良く見ます。
上記の催し(もよおし)は、この新茶祭りの主催者である野岳新茶祭り実行委員会および協賛の大村市グリーンツーリズム推進協議会を構成されている各店、各団体による手作り感いっぱいです。毎年来ておられる実行委員、販売担当者を始め、地元内外から来場されるお客様含めて「常連さん」も多く、色々と話し合えるのも楽しみです。
釜炒り茶の実演
この項目は、2017年の新茶祭りなどで見た工程です。(注:2018年は見られませんでした) (写真7)は、炒る前に新茶葉を広げているところです。 (写真8)は、釜炒りの作業中です。熱した大きな窯で、茶葉を炒っている場面です。両手で何回もかき混ぜていきます。
(写真9)は、釜炒り後、大きな(粗い)縄で編んだようなゴザの上で、茶葉を両手で揉(も)んでいるところです。同時に、茶の枝などを取り除いていきます。 (写真10)は、「摘みたて若葉 新茶、販売元・野岳新茶祭り実行委員会」と書かれています。
毎年多くのマスコミに報道される野岳新茶祭り
5月の大型連休中、しかも新緑の良い季節に、旬な新茶をはじめとする食品、地元伝統の刃物・工芸品なとが販売され、さらに市民出演の各催しと、何拍子も良いことが詰まった野岳新茶祭りですから、人気があるはずです。
そして、それに一役も二役も貢献されているのが、地元の大村ケーブルテレビはじめ、県内ほぼ全部のマスコミ報道です。毎年、開催期間中に必ず何社か見えられ、熱心に取材されている光景を見てきました。