最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク
大村の史跡説明板・案内板シリーズ 重井田の大神宮(しげいだ の だいじんぐう)

(史跡説明板)重井田の大神宮(しげいだ の だいじんぐう))
 名称:重井田の大神宮  様式:説明板
 場所:大村市重井田町(公民館の真裏)  設置者:重井田町内会、福重地区活性化委員会
 設置年:2018年3月1日(平成30年3月1日)  GPS実測値:32度58分18.66秒 129度59分33.97秒
 全体の大きさ:高さ150cm、横幅70cm  (国土地理院)地図検索用ページ
 本体の大きさ:高さ60cm、横幅70cm  グーグルアース用数値:32°58'18.66"N,129°59'33.97"E
 (写真1) 重井田の大神宮の拝殿もある重井田公民館、中央上部:大きい石の上が重井田の大神宮

(写真2) 中央部:重井田の大神宮の史跡説明板

(写真3) 左上部:重井田の大神宮の石祠
 
 (写真4) 井田の大神宮、二の鳥
 
 (写真5) 重井田の大神宮、一の鳥居(シャクナゲ公園脇) 
史跡説明板写真周辺の説明
 まず、(写真1)を参照願います。中央の建物は、重井田公民館です。その中央上部にあるのが、大きい石の上に鎮座している重井田の大神宮(ご神体と石祠)です。大村市内に神社は数多いですが、このような巨石の上にあるのは、大変珍しいことと言えます。

 この神社の創建は、不明ながら江戸時代の再建以降、近代も含め何回となく拝殿は建て替えられたと思われます。そして、ここからは上野の推測ながら、このような拝殿は当時の重井田郷(町)の寄り合い所(現代風に言えば「公民館」)でもありましたので、郷中(町内)の各種会合や行事が開催されてきたと思われます。

 そのような流れの中で、戦後と思われますが(正確には不明)、重井田公民館が造れらた時に、その中に、大神宮を拝む所が設けられたと推測されます。つまり、現在は、重井田公民館が大神宮の拝殿がわりにもなっているということです。

 次に、(写真2)を参照願います。中央部にあるのが、重井田の大神宮の史跡説明板です。大神宮の石祠は、(写真1)でも説明しました通り、この(写真2)の奥最上部、奥の階段を登った巨石の上にあります。

大きい石の上にある石祠
 (写真3)を参照願います。重井田の大神宮の史跡説明板のある地面から3か所の階段を合計しますと、20数段あります。その最高部にあるのが、高さ約4m、横幅約8m、周囲約20mある大きな石です。

 その石の最上部にあるのが、重井田の大神宮の石祠です。先の項目にも書いていますが、このような神社は、大村市内では大変珍しいと思われます。また、この大きい石の周囲には、草地があり、さらには上部には雑木が繁っているにも関わらず、春夏秋冬、いつも綺麗な状況です。私の推測ながら町内の方々が、公民館内外含めて草刈りや手入れをされているためでしょう。

 あと、重井田の大神宮の史跡説明板のある場所近くには、別の大きい石があり、その下側には、石仏などもあります。

2基の鳥居について
 まず、(写真4)を参照願います。この写真に写っています鳥居は、二の鳥居です。大村市街地から車で重井田町へ行く場合、たいてい重井田ダムを左に見ながら市道を登っていきます。そして、佐奈河内川(さながわちがわ)を右手に見ながら、さらに登りますと市道から南東側へ直線で25mくらい先の左岸側にある建物=(写真1)に写っています重井田公民館が見えます。

 市道脇に車5台ほど駐車できる所から農道を下っていきますと、この二の鳥居があります。この道から降りますと、境内に着きます。そのような関係から、ここが一番目の鳥居みたいに勘違いしておられる方もいらっしゃますが、実は、そうではありません。

 次に、(写真5)左側の鳥居を参照願います。この場所は、重井田の大神宮のある場所から、北西方向へ約1,5km離れた御手水の滝(おちょうずのたき、通称が有名で「裏見の滝」)の上部側(シャクナゲ公園脇)にあります。これは、一の鳥居です。

 この一の鳥居二の鳥居間は、道路(現在の重井田町内の市道)が整備拡幅されるまで、中世・江戸・近世など、当時の福重村などの山麓から重井田へ向かう場合、この一の鳥居をくぐり、大神宮へ行く道(参道)があったことを物語っています。

 そして、この一の鳥居二の鳥居との遠い間隔(直線で約1,5km)は、大村市内の他の神社にはない長距離です。このことも、市内では大変珍しいことと思われます。

史跡説明板の内容
 このページ上部から2番目(写真2)の中央部に白板のように写っています重井田の大神宮の史跡説明板には、下記< >内の文章が書いてあります。(右下側の説明板の画像=PDFデータより加工を参照)

 重井田の大神宮の史跡説明板(PDFデータより加工)
 原文は縦書きですが、ホームページ上、横書きに直しています。  また、見やすくするために改行、行間なども一部変えています。 なお、この史跡の詳細説明は、「福重の名所旧跡と地形」の『(重井田の)太神宮紹介ページから参照願います。

 < 重井田の大神宮
 この大神宮は大村郷村記によればご神体は鏡で、創建は不明だが江戸時代の寛政二年(一七九〇)に再建されている。それ以降、拝殿は何回も改築があったと思われるが、現在は重井田公民館内に拝む場所がある。

 ご神体や石祠は公民館より高い所にあり、さらに高さ約四、横幅約八、周囲約二十メートルの巨岩の上に鎮座していて大変珍しい。そのようなこともあり、現在、大村市内25神社巡拝事業運営委員会が定めた一社に選ばれていて町外からの参詣者も多い。

 この神社の二の鳥居は境内にある。しかし、一の鳥居はご神体より約一・五キロも離れた御手水の滝(通称:裏見の滝)駐車場上部にあり、これだけ離れていることも市内では珍しい。参道が当時、山麓から重井田に通じる道だったことを物語っている。一の鳥居は文政三年(一八三〇)の建立である。重井田の大神宮は町民が毎年祭っている。

二〇一八年三月一日  重井田町内会・福重地区活性化委員会 >


補足


 (この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)


・関係ページ:「福重の名所旧跡と地形」の『(重井田の)太神宮(だいじんぐう)

(初回掲載日:2018年4月22日、第2次掲載日:4月29日、第3次掲載日:5月3日、第4次掲載日:5月4日、第6次掲載日:5月9日、第7次掲載日: 月 日) 


大村の史跡説明板・案内板シリーズ(もくじ)
「大村の歴史」シリーズ(もくじ)

最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク