<補足説明>
(1)写真左側には、國防婦人會員今富郷の文字があります。(この国防婦人会については、下記国語辞典・大辞泉の<>内を参照)この写真は、国防婦人会・今富郷支部の集合写真です。
<国防婦人会=昭和7年(1932)大阪で結成された婦人団体。出征兵士の送迎など、戦争協力団体として活動。同17年愛国婦人会と合併して大日本婦人会となった。正式名称は大日本国防婦人会。>
(2)撮影場所は、大神宮の奥に位置する本殿の東側です。今富郷での集合写真は通常、拝殿前での集合写真がほとんどですが、この写真は、その意味で珍しいと思われます。たぶん、太陽光線を考慮されたからではないでしょうか。
あと、本殿も拝殿も、後年建て替えられましたが、この写真に写っている建物の位置関係、周辺の境内や後方にある石垣などは、現在も当時と、ほとんど変わっていないと思われます。
(3)写真には、婦人会員42名プラス幼児1名含めて合計43名の方が写っておられます。この人数は、福重村内で寿古郷の会員数とほぼ同じですから、最多数に近いと思われます。
(4)左端側(拝殿の東側)に(写真では黒く見ている)旗があります。ただし、これは国防婦人会の旗か、どうかまでは視認できていません。あと、1名を除き、ほぼ全員の方が、大日本國防婦人會の文字入りタスキを肩から掛けておられます。
(5)服装は、後列左端側の1名を除き、全員和服の上に割烹着姿です。
(初回掲載日:2013年12月29日、第2次掲載日:2013年12月29日)
|