<補足説明>
(1)写真左側には、軍人家族彌勒寺郷の文字があります。(注:彌勒寺=弥勒寺)この写真は、弥勒寺郷(町)から陸軍もしくは海軍として戦地に出征されている軍人の留守家族ということです。
(2)撮影場所は、弥勒寺郷(町)にある熊野権現の境内と思われます。なぜならば、写真左後方側に熊野権現の本殿が大きく写っているからです。後で掲載する「弥勒寺郷の国防婦人会」と「弥勒寺郷の男女青年団」の集合写真も同じ場所、同じ角度で撮影されているようです。
ただし、熊野権現本殿の後方に写っている木々は、現在ありません。また、大正時代に熊野権現のお堂は、神殿、郷会場(公民館)、青年クラブ(青年団)の三室(部屋)まとめられて建築されたことや、戦後、また分離されている経過からして必ずしも上記写真が、現在位置と同じか、どうかまでは特定できませんでした。
(3)写真左後方側に熊野権現の本殿前には自転車が置いてあります。また、本殿前と境内の間=段差部分が少し工事中だったのか、金鍬 (かなぐわ)みたいな農機具もあるようです。
(4)写真には、合計23名の方が写っておられます。その内5名(全員が前列)が幼児や子どもさんのようです。
(5)服装は、男性の場合、和服や国民服のようです。女性の場合、全員が和服です。子どもさんで一人だけ洋服で、あとは各々の普段着の和服のようです。
(初回掲載日:2014年2月26日、第2次掲載日:2014年3月8日)
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