福重小学校、2020年度・第3回学校評議員会(概要報告) |
福重小学校・2020年度・第3回学校評議員会(概要報告)
1)校長挨拶
児童の安全面については、新型コロナ感染拡大防止対策(3密の回避、マスク着用、毎朝の検温表の提出)は継続をしている。今年度は、交通事故と不審者事案の発生はなかった。校内での怪我による救急車の要請は2月15日の1件だった。 少しの怪我は、日常茶飯事として起きているが、首から上の怪我や体調不良時には必ず保護者に早急に連絡している。中には、保護者の職場まで連絡を入れることはあっても大事には至っていない。怪我や疾病での保健室来室者は、1日10名前後の状況である。いじめについては、児童同士の仲違いによるものや喧嘩(けんか)などの軽微なものは起きている。 先頃、今年度2回目の学校評価として保護者と児童へのアンケートを実施した。その集計は、後ほどご説明したい。児童の学力の状況については、12月15日に大村市の学力調査を行い、その結果が届いたので後で説明したい。学力の状況も後ほどご説明するが、福重小学校は、50年以上にわたり継続して国語科の授業研究に取り組んでおり、その成果は児童の姿として見える部分と、ペーパーテストなどの点数で出る部分などで、学習指導の成果と課題が浮かび上がってきている。 地域行事やPTA行事は、新型コロナ禍の中で、健全協のウォークラリーやPTAバザーの僅かなものだけの実施となった。新しい生活様式という言葉が一般的になっている中で,児童の生活も変わってきているものがある。特に、これからよく把握しておかなければならないこととして、子供同士のオンラインゲームもあろう。自宅にいながら、それぞれの児童がオンラインでつながり、ゲームを複数で行うようである。中には、課金してゲームを進めていくものもあり、新しい生活様式が児童の問題行動や人間関係づくりのマイナスにならないように保護者と一緒に取り組んでいかなければならない課題も出てきた。 3月4日午前中に今年度最後の授業参観を実施する。当初の計画では、2月初旬に予定していたが、緊急事態宣言等の影響で延期したもので、今年度一年間の児童の成長を保護者の皆さんに、ご覧いただきたい。参加の保護者には検温や体調確認書などで感染対策も取っていくことにしている。福重小学校の保護者は、たいへん真面目な上に協力的で学校の教育活動に理解を示して下さっている。 これから春に向かうなかで、花粉症などの児童も目だち、新型コロナと両方の対策を取りながら学校教育活動を進めていきたい。最後に、2022度に迎える福重小学校創立150周年の在り方についても、本日の夜に第2回目の準備委員会も予定している。この会議でも時間が許せば前もって話題にもしたいところだ。それでは。今年度の学校経営と学校教育活動について忌憧のないご助言を賜りますようお願いして挨拶とする。本日は、よろしく願う。 2)日程等説明 (内容は省略) 3)学校評価説明 別紙で今年度 (2020年度)第2回目の学校評価アンケート結果の説明 (内容は省略) 4)大村市の学力検査の結果 別紙で今年度 (2020年度)の学力検査の説明 (内容は省略) 後の質疑応答の中で、「学力・点数も高めながら、人格の完成を目指す」などの発言もあった。 5)1年間をふりかえって (内容は先の「校長挨拶」を参照) 6)意見交換及び質疑応答等 Q1:タブレット端末の配布状況は? A1:学校には来ている。無線ランの工事もあった。 Q2:来年度、児童数が増えて学年で3クラスにもなるのか? A2:(4月の入学式以降)児童数が今年度より増えて約320名となる予定だ。一学年3クラスになれば、教室不足の問題もある。市にも対応願う。 Q3:アンケートにある「はさみ歩き」とは何か? A3:は=走らない、さ=騒がない、み=右側歩行のことで、これも指導しているが、概ね良くなっている。 Q4:この冬、児童がマスク・手洗いなどを小学校が徹底しているので、例年必ずあるインフルエンザにかかる児童や学級閉鎖がゼロと聞いた。他校も同様のようだが、この点は、もっと大きく評価しても良いのではないだろうか。 A4:今までインフルエンザの児童はゼロであり、マスクや消毒の効果だろう。 Q5:学力結果で算数関係が良くなっている秘訣は何かあったのか? A5:やはり、反復学習の成果だろう。 Q6:付属中学校への入学は、あるのか? A6:今年度は、ない。 補足:意見など ・昼休みに答えやすい出題を自由参加で答えさせていることもしているが、保護者から「昼休みは遊ばせて欲しい」との意見もあった。それに対して、評議員から「先生のやり方を支持したい」などの発言もあった。 ・昨年の水害時、学校が冠水したので、別の通学道路や避難道路などで草場町などから学校に来れる北側道路を知らない人もいた。これらについて、保護者に教えたくても町内会にも入っておられないので、教えようがない。 それらの意見に対して、各委員から「やはり町内でも話をしたいし、町内会にも入ってもらえれば、そのようなことも話せるのだがなあ」などの意見があった。「子供会も同様だ」との意見もあった。また、在住している、その町が「ふるさとではないだろうか」などの意見も出されていた。 ・学校での防災授業について 大村市から学校へ、「来年度、防災授業の検討を」との話があった。以前、学校で町内会などで総合防災訓練が実施された例があった。今回も同様なやり方で、学校でも出来ると思っているので、ご協力願いたい。 ・学校創立150周年記念事業について 明治5(1872)年に福重小学校が創立、それから2022年に150周年を迎える。記念行事の諸準備関係で、今日の夜19時から第2回の準備委員会がある。その時に別紙の取組(案)を提案しようと思っている。 <当面の主な学校関係行事> ・3月18日、卒業式 2020年度・第3回学校評議員会に出席された皆様、お疲れ様でした。 ----------<参考資料>--------------------・・・ 学校評議員について<下記は毎年第1回会議資料の(1)~(3)を引用> (1)学校評議員の位置づけについて 学校には「学校評議員を置くことができる」と大村市の学校管理規則に定められています。本校でもその制度を導入し、校長が行う教育活動に広くご意見をいただく場と位置づけています。 (2)システムについて 学校の職員以外で、教育に関する理解及び識見を有する方の中から、校長が推薦し大村市教育委員会が委嘱します。本日、委嘱状をお渡しします。 (3)職務内容について 校長が依頼をし、学校運営等に関してご意見をいただきます。年に2~3回程度依頼させていただいています。会議を開いたり、個別にご意見を窺ったります。 |