2020年、福重小学校5年生の脱穀作業
日時:2020年11月6日 08時30分〜10時15分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
・関係ページ:
・2020年7月3日、福重小学校5年生の田植え 、 ・2020年10月30日、福重小学校5年生の稲刈り、 ・(2017年、福重小学校5年生の作ったコメでできた)米アイス、 ・2019年12月10日、福重小学校5年生の餅つき大会
参加:全体で約65名(内、5年1・2組の児童:57名、他:指導員・先生・保護者・関係者など)
主な内容:この日は、薄曇りながら青空もある天気でした。福重小学校5年1組、2組は、朝から脱穀作業の体験でした。この米(コメ)は、今年7月3日に田植えし、10月30日に稲刈りして稲架け竿に天日干ししたものでした。
まずは、作業開始前、農道上に集合して(写真3参照)、指導員(しどういん)の清水さんから児童へ、次の「」内などの話がありました。 「今日は脱穀(だっこく)をおこなう。機械(きかい)があるので注意(ちゅうい)して下さい。最初(さいしょ)は、モチゴメから脱穀して、次にウルチマ米(まい)だ」 その後、全員で田んぼに入りました。
そして、児童は一人一人、10月30日に稲刈りして稲架け竿に天日干ししてあった束(たば)を各自手にもって、まずは脱穀機(だっこくき)まで運ぶ作業でした。(写真1、4、5、6、7、8を参照)
そして、脱穀機の横で待っている指導員の沖田さんの所まで束を持っていっていました。(写真1、5、6参照) この脱穀作業は、児童が直ぐに回っているので、たくさん稲架け竿に干してあった束も、みるみる内に少なくなりました。あと、脱穀した米(コメ)を入れたうるち米(まい)と、餅米(モチゴメ)を間違わないように米袋(コメふくろ)を分けていました。
中には、この米袋を各自で持ってみて、自分たちで収穫(しゅうかく)した米(コメ)の重さを再確認している児童たちもいました。(写真9、10を参照) 以上(いじょう)のような繰り返し作業(くりかえし さぎょう)をおこない、脱穀自体は、一応(いちおう)の区切り(きぎり)ろがつきました。
その後、稲架け竿(いねかけざお)や、その足の片づけ作業に入りました。(写真11、12を参照) そして、それらを田んぼの脇(わき)に運ぶと、この作業は全て終わりました。そして、開始前に集合した同じ農道上で、終了ミティーングがありました。
まず、指導員の清水さんから、「今年の収穫(しゅうかく)は、うるち米・モチ米ともに、60キログラムづつあった。水害などもあったので、いつもより量(りょう)が少ないが、一人で1年間食べる量はあると思う」 その後、児童との一問一答形式(いちもん いっとう けいしき)で話は、進み(すすみ)ました。この時、児童からの質問(しつもん)は、のべで合計30回ほどありました。
その質疑応答(しつぎおうとう)の全部を作成できないので、ほんの少しだけ順不同(じゅんふどう)で、下記Q&Aの通り書いています。
Q1:コメ作りは何年間されているのか?
A1:40年間。ただ、脱穀も1年1回だけだ。
Q2:おいしい食べ方は?
A2:新米(しんまい)が、一番(いちばん)うまい。
Q3:コメ以外、何を作っているか?
A3:花・観葉植物(かんようしょくぶつ)・ブドウなどだ。
Q4:コメ作りの苦労(くろう)は?
A4:何十年か前に干(かん)ばつで不作だった。外国(がいこく)の安いコメとのコスト競争(きょうそう)もある。これから、ドローンや機械化(きかいか)が進むだろう。
Q5:田んぼにいる生物(せいぶつ)は?
A5:バクテリア、虫などだ。
Q6:コメのおいしい品種(ひんしゅ)は?
A6:いろいろあるが、長崎県でよくとれている「にこまる」「ヒノヒカリ」も、おいしいと思う。
Q7:米(コメ)で、できた食べ物(商品?)は何か?
A7:おにぎり始めラーメン、ソーメンにも入っている。
Q8:あの脱穀機(だっこくき)は、いくらか?
A8:脱穀機=ハーベスタは120万円。大型コンバインは500万円もする。
Q9:わらは、どうするのか?
A9:田んぼの肥料(ひりょう)、マルチがわりに野菜の所に置く、中には畳(たたみ)の材料(ざいりょう)にもなる。
Q10:コメがよくとれる県は?
A10:コメの積算温度(せきさんおんど)に適(てき)した所が、生産量(せいさんりょう)も多いし、おいしい米(コメ)がとれる。新潟(にいがた)、山形(やまがた)、秋田(あきた)などの北の国だ。あるいは、地球温暖化(ちきゅう おんだんか)の影響(えいきょう)か、今は北海道(ほっかいどう)が積算温度に適(てき)していて、米(コメ)がよくとれて、おいしいと聞く。
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あと、清水さんから、「今回みんなが収穫した米(コメ)=玄米(げんまい)は、さらに精米(せいまい)=白米(はくまい)にする。そして、シュシュにもっていき米アイスを作ってもらう。また、みんなは12月に学校で、餅つき大会に使って食べてほしい。今日は、お疲れさん」との話で終わりました。
児童の方から、指導員の清水さん始め保護者や関係者へ、大きな声で「今日は、ありがとうございました」とのお礼があり、今回の脱穀体験は、全て終了しました。参加された指導員・先生・5年生・保護者の皆様、お疲れ様でした。