2016年、福重小学校5年生の稲刈り
日時:2016年11月4日09時55分〜12時00分 場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:全体で52名、(児童:44名、他:先生・保護者・関係者など)
主な内容:この日は、雲一つない青空の広がる良い天気で、絶好の稲刈り日和でした。まず、最初に児童に指導して下さった清水さんから概要次の「」内の話がありました。 「稲刈りはノコギリ鎌でおこなう。良く切れるので、手を切ったり怪我をしないように注意して作業してほしい」、「切った稲は7〜8束ごとまとめて置いておくこと」、
「もち米と、うるち米の二つの品種があるから間違わないないように、一緒に混ざらないようにして欲しい。もち米は(向かって)左側の稲掛け竿(いねかけざお)に持って行くこと。うるち米は右側に運ぶこと」
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写真2:稲刈りスタート |
その後、5年生は、稲を刈る組と、束ねる組とに分かれて、まずはモチ米を刈る作業にかかりました。稲を刈る組は、ノコギリ鎌でサクサクと切りました。そして、束ねる組は、その稲を8束ほどを一つにまとめて、田んぼに置いていきました。
また、束ねてまとめれば、次は田んぼに既に準備してあった稲掛け竿に運んで、天日に干すために竿にかける作業がありました。それで、一応一区切りでした。次の品種である、うるち米も先の順番と同様に作業が進みました。後片付けでは、みんなで落ちた稲穂や稲藁を拾って実作業は全て終了しました。
終了ミーティングがあり、清水さんより、「収穫した稲は、こうやって注連縄(しめなわ)にもできる。これは神様にあげるものだ」、「米は大切なものだ」、「コメを育てて食べれるようになるまで、例えば田植え、稲刈り、脱穀、精米、炊飯など、その工程が10くらいある」、「稲を育てるには自然の力、自然相手だから様々な苦労もある」、
「田んぼには米も残っているが、鴨(かも)などの野鳥が食べてくれるので残している。この田んぼの上空には鶴が飛んだり、他の野鳥も見かける」、「今日、みんなは頑張って良くできた。お疲れさん」などの話がありました。 それに対しての児童代表から、「今日は教えてもらって、ありがとうございました」などのお礼の言葉がありました。
上野の感想:福重小学校の児童たちは、コツを覚えると稲を刈るのも、束ねるのも、さらには稲掛け竿にかけていくのも実に手慣れた感じに見えました。大人になって農業をする人などは別としても、この中には一生に一度の稲刈り体験だったかもしれません。今回のように自ら実体験するは大変良いことで、生きた勉強ではないかとも思いました。
年末に餅つき大会などで児童自ら田植えして、稲刈りしたコメは、さぞ美味しいことでしょう。今回の稲刈りに参加された先生、児童、保護者、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。