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2020年、福重小学校5年生の稲刈り(概要報告)

写真1:福重小学校5年生(稲刈り前)

写真2:稲の掛け干し作業終了(後列は指導員・先生・保護者。その後方2本の稲架け竿ウルチ米モチ米が干されている)
写真3:中央部は指導員・清水さんのお話中
写真4:両先生から開始前の諸注意中
写真5: 一列に並んで稲刈りスタート

2020年、福重小学校5年生の稲刈り
日時:2020年10月30日
08時50分〜10時40分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ

参加:
全体で約90名(内、5年生の児童:57名、他:指導員・先生・保護者・関係者など。プラス見学の福重幼稚園の園児や先生:21名含む)
 注:撮影者の上野は、この日に稲刈りがあることを知らなかったので最初の30分間は参加できず、その部分の写真や説明文がないことは、ご了承願いたい。

主な内容:この日は、秋晴れの良い天気で気温も動きやすい絶好の稲刈り日和でした。この稲刈りを児童に指導して下さった清水さんから、開始前と終了後に、要旨(ようし)次のような話があったそうです。 「この実った稲(いね)は、今年(7月3日に)田植えしたものである。今日は、その稲刈りである。ケガのないように充分注意して欲しい。また、モチ米(もちごめ、もち用のコメ)と、うるち米(うるちまい、普通に食べるコメ)の2種類があるので間違って一緒にしないように」

 「今年は水害(すいがい)などがあり、大変(たいへん)な年だった。ただ、地球全体(ちきゅうぜんたい)で食糧不足(しょくりょうふそく)もあるかもしれない。農業(のうぎょう)は、大変重要(じゅうよう)と思う」 「今日、みんなが刈った分は稲架け竿(いねかけざお)で1週間ほど乾燥(かんそう)させる。そして、次は脱穀(だっこく)する。されを玄米(げんまい)というが、今は、そのままで食べる人はいない。さらに精米(せいまい)して白米(はくまい)にすれば食べられる。モチ米は、12月に(もち)つきして、みなで食べて欲しい」 

・稲刈り
 清水さんのお話が終わった後、5年生は、稲刈りがスタートとなりました。始め時間かかっていましたが、ノコギリ鎌でサクサクと切っていき、中間あたりから刈るスピードも速くなった感じでした。そして、その稲を8〜10束ほどを一つにまとめて、農道や田んぼに置いていきました。

 また、束ねてまとめれば、次は先に準備してあった稲掛け竿に運んで、天日に干すために稲架け竿(いねかけざお)にかける作業があり、これで一応一区切りでした。最後に、終了ミーティングがあり、清水さんより、上記のような話がありました。それに対しての児童全員から、「今日は教えてもらって、ありがとうございました」などのお礼の言葉がありました。

上野の感想:今回は、快晴のもと、さらに田んぼの地面も例年より乾燥して動きやすく、そのような中で児童は、頑張って稲刈り作業ができました。中には一生に一度の稲刈り体験だったかもしれません。今回のように農業の一部を自ら実体験するは大変良いことで、生きた勉強ではないかなあと思いました。また、自らを田植えして、また、その実りを自ら稲刈りして得たコメ(食糧)は、親近感や食べ物の大切さも自ら実感したのではないでしょうか。

 そのようなことから、年末に餅つき大会などをして、児童自ら田植えして、稲刈り、脱穀したコメは、さぞ美味しいと思われます。今回の稲刈りに参加された指導員、先生、児童、保護者、関係者、また見学応援に来てくれた福重幼稚園の園児などの皆様、大変お疲れ様でした。

写真6:稲刈り

写真7:稲刈り
写真8:束ねた稲をまとめ、後で運ぶ

写真9:刈った稲をまとめ、束ねる

写真10:農道の上で稲をまとめ、束ねる 写真11:束ねた稲を稲架け竿に運ぶ
 写真12:束ねた稲を稲架け竿に架ける 写真13:稲を稲架け竿に架ける 
写写真14:見学中の福重幼稚園の園児(農道の上、この手前側で5年生が稲刈り作業中)
<関係ページ>
・2016年11月4日、福重小学校5年生の稲刈り

・2015年11月2日、福重小学校5年生の稲刈り

2014年10月30日、福重小学校5年生の稲刈り体験

・2019年10月30日、福重小学校5年生の稲刈り

・戦前の福重小学校生徒による稲刈り写真ページ:『1941年(福重村写真集)銃後の郷土 国民学校児童による寿古郷での勤労奉仕

大村歳時記シリーズの『稲刈り

・米(コメ)に関係する:『瑞穂の国



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