2021年度、福重小学校6年生・防災教育・大雨防災ワークショップ(概要報告) |
(写真1) 福重小学校 防災教育、講話中(奥中央部が講師、左側が司会者、中央部は6年生) | ||||||||||||
(写真2) 右側の6年生、大きな紙に貼り付けてグループ別発表中、左側は司会(気象予報士) | ||||||||||||
2021年度、福重小学校6年生・防災教育・大雨防災ワークショップ(概要報告)
場所:福重小学校・体育館 参加:全体71名(6年生58名、先生4名、気象台・気象予報士・アドバイザー・関係者9名) 用語解説: ・防災とは、「台風・地震・火事などの災害を防ぐこと。(防災訓練)」(デジタル大辞泉の解説より) ・ハザードマップ(hazard map)とは、「発生の予測される自然災害について、その被害の及ぶ範囲、被害の程度、さらに避難の道筋、避難場所等を表した地図。災害予測図。」(デジタル大辞泉の解説より) ・タイムライン(timeline)とは、行動計画。特に、災害が発生した際に時間警戒に応じてどのような行動をとるべきかを事前に考えて決めておく、防災行動計画。(デジタル大辞泉泉の解説より) ・ワークショップ(workshop)とは、1 仕事場。作業場。2 参加者が専門家の助言を得ながら問題解決のために行う研究集会。3 参加者が自主的活動方式で行う講習会。(デジタル大辞泉泉の解説より) 注:このページ掲載写真は、順不動である。写真整理番号には、何の意味もない。 ----------・・・----------・・・---------- はじめに まず、2021年度。福重小学校は、防災教育の指定校である。この正式名称は、「学校安全総合支援事業」だが、私は通称で先の通り、「防災教育指定校」と呼んでいるので、この呼称で書いてもいきたい。 2021年度、防災教育の実績 先の通りのことから、2021度、既に下記項目などが取り組まれていた。なお、下記の項目や整理番号は、上野が取材して「福重ホームページ」「福重小学校•紹介ページ(もくじ)ページ)」に掲載した分を時系列に並べただけである。そのため、下記番号に、特に意味はない。あと、今年度内に他の防災関係行事、その他も学校内で取り組まれている可能性もあるが、そのことは書いていない点は、ご注意願いたい。 (1) 7月27日、防災教育実践委員会-第1回 (2) 10月15日、引き渡し訓練 (3) 10月20日、防災教育・フィールドワーク 上記に続いて、今回(10月28日)、大雨防災(災害)ワークショップ(気象出前講座)が開催された。その内容は、6年生に対して、大雨防災(災害)ワークショップ(気象出前講座)であった。気象予報士の方、気象台やアドバイザーにより、講話や実践的な作業が進められた。 ただし、私は、その進行順や内容を覚えていないので、下記内容は、その一例であることを、さらにいえば、約2.5時間もの内容をまとめることはできないので、その点もご了承願いたい。つまり、このページは、掲載写真を中心に6年生の授業の雰囲気を伝えているだけである。 ----------・・・----------・・・---------- <主な進行内容> はじめの挨拶 ・講話 ・10グループで討論 ・まとめ ・発表 終わりのお礼の挨拶 約2.5時間の内容は、上記に沿っておこなわれたが、先述した通り、具体的な項目順や内容は。全て省略している。なお、下記の感想などの内容は、私のメモした内容のみである。また、前後の内容が、分かりやすいように少し補足も含めて書いている ----------・・・----------・・・---------- <6年生の感想や意見> ・危険レベルの表の見方などが分かった。家族とも考えて、勉強していきたい。 ・土石流の流れ(スピード)が、車の100Km近くで早く押し寄せてくることがわかった。(防災)ラジオなどでレベル2、3から段階が上がる前に逃げるように準備したい。 ・ワークショップで、グループ全員で考えることは、良かった。 ----------・・・----------・・・---------- <上野の感想> 私が見たところ、最初6年生は、少しの戸惑いはあった。しかし、時間を経る中で、みるみる変わっていく柔軟性と積極性には驚いた。特に、10グループに分かれ、これまで見たこともないような気象関係の諸資料や、ハザードマップなどへ皆で話し合いながら書き込み、さらには制限時間の短時間内で、次から次へと出来上がっていた。また、それをもとに積極的に手を挙げて発表するグループもあった。 あと、使われているハザードマップは、自分達が居住している所=郡川(こおりがわ)や佐奈河内川(さながわちがわ)流域が表記されているものだった。その身近なことと併せ、昨年(2020年7月6日)水害の大雨を全員学校内で見たり、中には自宅や耕作地の被害にも遭い、もしくは見聞きしている6年生なので、このハザードマップに色塗られている所は、自らの実体験•実感を持って分かっていたのではないかと思えた。 全体通して、6年生は初めての大雨防災ワークショップだったかもしれないが、とにかく熱心な授業姿勢は、高評価であった。この姿を見て、私は別のことも考えた。それは、どのような講話や作業内容が必要かは、今後の検討課題としても「大人も気象や防災を学ぶ必要があるのでは?」という感想を持った。 今回の気象や防災教育に参加された全員の皆様、大変お疲れ様でした。 |
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