修了式(しゅうりょうしき)
注1:このページ掲載中の内容は、あくまでも福重小学校などで実施されている修了式を中心に紹介している。他の小学校・中学校などにおいても、同種同内容も当然あるが、上野が撮影できていないので書いていない。
注2:福重小学校は、1872(明治5)年8月に開校した。大村市内で最初の公立の小学校である。詳細は「福重小学校の開校の歴史」と、「福重小学校の歴史」ページを参照。
用語解説:「デジタル大辞泉」など参考に書いた。
・修了証書とは、学校では(一般解釈で)各学年で定まった教育課程を終えたことを証明するもの。
・修了式とは、その修了証書を授与する式である。
通信簿(通知表)とは、(広辞苑より)「学校において、各児童・生徒の学業成績・身体状況・出欠席などとそれに対する所見を記入し、保護者に通知する書類。」
注3:大村市立の小中学校は、約16年ぶりに2020年度から全国や長崎県内でも多くの学校で実施されている、以前の3学期制に戻った。
注4:通常ならば修了式の開催場所は、どの学校も体育館(あるいは講堂)である。しかし、2020年度から新型コロナの関係から、体育館ではなく、例えば校内放送やタブレット端末を使ったリモート式を使い、それを各教室で聞くやり方もある。また、ご参考までに、上野が60年ほど前の福重小学校では、まだ体育館もなくて、終業式、始業式、毎週の朝礼、その他、全児童が集合して話しを聞く場合などは、ほとんど全て運動場で開催されていた。
修了式の主な内容
修了式の内容について、大村市内の各小学校では、各校で少し違いがあることを推測している。その中の一例として、福重小学校においては、下記項目が主な内容=式次第(しきしだい)である。
<修了式の式次第>
(1) 開会のことば
(2) 修了証書の授与
(3) 校長の講話
(4) 児童代表の言葉
(5) 校歌斉唱
(6) 閉会のことば
以上までが、修了式の主な内容である。なお、(2) 修了証書の授与は、1〜5年生の各学年代表の児童へ、舞台で授与された。 あと、修了式の直後から、春休みの過ごし方について、生活指導の先生より、スクリーンなどを使っての話もある。
修了式以外の大掃除や通知表渡しについて
・大掃除
この修了式の日には、学校全体の大掃除もある。 学校の大掃除と言えば、1学期、2学期の終業式の日も実施されている。しかし、この修了式の日、児童全員は、進級により学年や教室が変わるということもあり、それ以上に念入りにされる。例えば、自分の名前のシールはがしなども含めて教室の隅々や、校舎近くの屋外でもゴミ取りなどが実施されている場合もある。
・通知表渡し
また、児童全員へ通知表渡しがある。1、2学期の終業式の日にも同じような光景が見られるが、担任の先生が教壇の前などで、一人ひとりに「ここが良かった」「ここは(次の学年では)、良くしてね」みたいな言葉を掛けながら、通知表が渡される。