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福重の写真集 その262

 2014年・花菖蒲まつり 郡三踊(寿古踊、沖田踊、黒丸踊)の上演(概要報告)

寿古踊(寿古町)
沖田踊(沖田町)
黒丸踊(黒丸町)

日時:2014年6月8日
場所:大村公園
主催:大村市観光コンベンション協会

概要:
花菖蒲まつりは、毎年、大村公園内で開催されています。今回は、国の重要無形民俗文化財に今年指定された郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)が上演されました。また、くじら太鼓の披露、大村フラワー大使の写真撮影会、大村じげたまグランプリの受賞商品の紹介と販売、さらには大村市と姉妹都市である秋田県仙北市の物産紹介・販売などが行われました。

 郡三踊(寿古踊、沖田踊、黒丸踊)は、室町時代後期頃から500年以上の歴史があり、大事に地域の方が保存 されている大村が誇る郷土芸能です。例年ならば、三踊りが個別に交代で披露されています。今回は、国の重要無形民俗文化財指定の後ということもあり、一緒に披露されました。

 ご参考までに、江戸時代、郡三踊は通常ならば玖島城(大村城)内で一緒に上演されていましたが、近年では珍しいことです。念のため、私の知る限り、「2005年9月4日、本経寺400年祭」と、「2007年12月1日、大村市郡地区公民館(郡コミニィセンター)開館記念」時に、三踊が同時に上演された記録があります。

 私が、郡三踊関係者の方に長年お聞きしたところ、「とにかく、日頃の練習含めて踊りの継承、保存には苦労している」などの話がありました。口では「郷土芸能は大切、重要」と、どなたでも言われます。しかし、日常普段の活動上になりますと、結局のところ熱意だけでなく、何事も「ひと、もの、かね」がつきまとうものです。

 今後、長年継承していく上でも、大村市あるいは市民あげて物心両面の出来る援助が、不可欠ではないかとも思えます。今日も出演者の方から、「厚い中、子どもたちが良く頑張ってくれた。国の重要文化財になったこともあり、なかな後継者や練習など苦労はあるけど頑張っていきたい」などのお話がありました。

 なお、福重地区からは、寿古踊沖田踊の演技者、関係者含め多数の参加がありました。三踊り参加者の皆様、暑い中、大変お疲れ様でした。

上野の補足:郡三踊(寿古踊、沖田踊、黒丸踊)保存会の日頃のご労苦やご奮闘に対しまして、心より敬意を表します。また、今日の三踊りの上演は、大変立派で見応えのあるものでした。今後も、どうか、お体ご自愛頂き、ご活躍を祈念しています。

<関係ホームページ紹介>
大村の郡三踊り(寿古踊、沖田踊、黒丸踊)の起源と様式について

郡三踊り(寿古踊、沖田踊、黒丸踊)は”神事芸能踊り”



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