福重の写真集 その600 |
2022年・大村市地区別ミーティング<福重地区>(概要報告) |
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(写真1) 大村市 地区別ミーティング<福重地区> 奥中央部:園田市長挨拶中 | ||||||||||||||||||
(写真2) 地元代表挨拶・清水開発委員会・会長(中央部で挨拶中の方) | ||||||||||||||||||
名称:大村市 地区別ミーティング<福重地区> 日時:2023年8月10日19:00~21:25
注1:このページ掲載の数字付き写真は、当日の会場で写したもの。 ----------・・・----------
5)意見交換 今回のミーティングで福重地区住民から要望、意見などは、述べで約25回の発言があった。それらを正確かつ詳細に書く能力は、作成者の上野には、ない。そのようなことから下記の「Q &A」全体、あくまでも参考程度に閲覧願いたい。なお、同一人で同種意見などは、その前後をまとめ直している。さらに、( )内で補足もしている。あと、項目などを見やすくするため太文字も付けた。
Q1:新幹線・新大村駅について、知人が来たが「新幹線で到着しても、それからのアクセスはが、ない。お土産店も、ない」と聞いたが。 A1:お土産店は次に商業施設ができれば可能であろう。アクセスは、市バスの北部循環線を利用すれば福重にも行っていると思う。 Q2:(新幹線、新大村駅の)地下通路でキャリーケースを持って行き来する。 A2:東口と西口の連絡通路であるが、エレベーターも設置されている。 Q3:新庁舎の駐車場は、どうなっているのか? A3:配布資料のピンク色の枠内に市民向け駐車場として、220台を予定中だ。現在の市庁舎周りが65台なので足りると思っている。 Q4::しあわせ循環コミュティ事業について、スマホやアプリなど、高齢者に、どう分かりやすくするのか。 A4:スマホ教室を行う。また、ケーブルテレビも取り扱いを教えてくれる予定だ。各方面のご支援を得て進めていきたい。 Q5:大村市の人口は増えているが、それに反比例して町内会加入率は、減少だ。本当の「しあわせ循環」には、ならないではないか? A5:町内会加入率は、令和5(2023)年で72.8%、10年前は80%あった。市民アンケートをしたところ、「未加入でも困らない」「町内会の役員になりたくない」などの回答あり。また若ければ若いほど加入率が悪い。市としても加入を呼びかけるチラシ配布をしたりしている。 Q6:大村の歴史に特化したリーフレットを作成して欲しい。年表、建物、偉人など、古い時代から近代現代まで各時代に分かりやすいものを願う。後で書面にて具体的に提案したい。 A6:以前から提案あったものと理解している。従来からしても市の文化財、史跡パンフレット、企画展時の図録なども作成してきている。それらを要約したものが必要か、色々と考えてはみたい。 Q7:町内会加入について、加入者のみが防災関係、消防団や福祉関係活動などを負担している。未加入者は何の負担もせず、メリットのみは受ける「タダ乗り」と同じだ。町内会は会費、役員の負担もありつつも、行政と各家庭をつなぐパイプ役と思っている。福重地区の加入率は69%だ。加入者にはポイントの適用など優位性のあることも検討して欲しい。例えば、福井県では自治会連合会による自治会加入促進活動を支援するため、関連予算2200万円を計上し、自治会行事に25万円を上限に開催費用の半額負担もあるそうだ。地域での共助を続けるには、援助も必要だ。 A7:市も色々と町内会加入に向けて努力はしている。令和5(2023)年の加入率は72.8%だが、前年対比で1.3%の増である。長年、人口が増えて分母が大きくなっているのに微増ながらも、この1.3%増は大きいのではないかと思っている。加入呼び掛けのため、例えば宅建協会、3自衛隊、大企業などの皆様にも協力して頂いている。防犯灯や消防団活動に町内会が負担していることも訴えた。地域通貨のポイントとして、町内会活動もポイント化すること考えてみたい。地域げんき交付金のあり方も考えたい。
Q8:交通安全協会、長崎県は500円、福岡県は400円、東京はゼロ円と聞いた。市の負担は何とかならないもんか? 町内会からも負担してもらっている。 A8:安全協会から新入学1年生へ黄色のランドセルカバーや黄色の帽子を支給してもらっている。補助金の増額は考えるが、市内で小学1年生は約1000人いる。免許証更新時などに子ども達の帽子やカバーにもなっていることも強く言いたい。 Q9:市長様や皆様にも来て頂いた第37回ふくしげ夏まつりは、4年ぶりの開催だった。来場者の中には「待ち望んでいた」など声もあい、私達が想像していた以上に喜んでもらえた。約30名の少人数で費用も準備、祭り、後片付けと全部負担している。市の方へ、せめて費用の援助を、お願いしたい。 A9:支援の件は、この場で、どうの、こうのと言いにくいので別の機会に話したい。 Q10:マイナンバーカードの件でシステム障害が発生した場合、市として対応策は考えておられるのか? 私が言っているのは今、テレビや新聞などで大問題なっていることを聞いている訳ではない。システム障害は、銀行や航空会社でも発生して大きな問題になった。もしも、市が「システム的なことは国が対応する」といわれるなら、それは市民を守る地方自治体の危機管理対応ではない。市はマイナンバーカードの良いことばかり言うのではなく、問題点も同じように市民に言うべきだ。 A10:関係者と協議したが、そのようなことはないとのことだった。不安の払拭に努めたい。大村市ではマイナンバーの取得率90%だ。その窓口でも出来る対応はしたい。なお、カード返納は、13件あった。 Q11:立福寺町のハザードマップで色塗られている所で、土砂崩れの可能性がある。対策される考えは? (市の下記回答を聞いた後)検討も良いが早目の対応を願う。 A11:土砂災害、急傾斜地対策事業は、その規模によって県と市と管轄が違う。検討はしている。 Q12:水害時、避難所として福重住民センターは使えず、(水が押し寄せてきた)怖さもある。福重小学校の改築事業は、入札も終了したと聞いた。学校では災害を想定して児童の引き渡し訓練を繰り返し実施している。通学路でもある皆同のアンダーパスを通らないで行くコースも検討願う。 A12:福重小の建て替え工事の入札は、済んだ。令和6(2024)年度中に建設完了予定だ。新校舎、道路に合った避難訓練となり選択肢も広がるのではないか。あと、(皆同のアンダーパスを通過しないコースとして)国道34号線からの「大園京ノ辻線」は拡幅する必要があるが、今年度に検討できればと考えている。福重小学校の避難所としての補足だが、新校舎が完成すれば地盤は、かさ上げしている。また、多目的室や炊き出しもできる設備なども備えている。
A13:建物(元園舎)は老朽化している。当面の間、明快な活用方法はない。 Q14::よし川(石走川)の河川改修工事は、いつ完成となるのか? A14:よし川は松原小学校付近から(上流側へ)約550m終わった。JR橋は、JRが工事してくれる。 Q15:今富城跡地みんなの広場協議会をつくり活動している。史跡調査、広場作りの財政支援はあるのか? A15:少し具体的中身を聞きたい。 Q16:福重小学校の児童数は、約350名(2023年4月11日現在で全児童数357名)いるが、その内、子ども会加入は約100名だ。未加入の理由は色々あるが、親が役員をやりたくないなどがある。減っていくばかりだ。 A16:せっかくある組織を維持しないと、一旦無くしたら復活は難しい。松原地区では松原小くじら会として活動中だ。三城小ではイベントにフリー参加を呼び掛け、「お父さん、お母さんにも、よろしくね」とのやり方もしている。 Q17:福重地区スポーツ大会は、市の大会への予算も兼ねているので日程的に真夏の8月下旬になっている。(例年、猛暑続きなので)市の日程を何とか、ならないか? A17:市の大会は、従来の10月10日スポーツの日を目標にやって来た。もう今年度は無理だが、(猛暑対策上は理解できるので)地区大会は春先でも良い。 Q18:国道34号線、空港北口交差点周辺の渋滞、混雑がひどい。何とか、ならないか? A18:令和3(2021)年に空港北口交差点周辺の交通量調査はした。緩和や対策に向けて、福重、松原地区関係諸団体協同して県に要望もしている。国への方へも要望しているが。
A19:要因は様々ある。学校も熱心に対応している。市としても対策チーム、「来てね」などでも取り組んで、学校と縁を切らないことが大切と思っている。 Q20:農業後継者不足が深刻だ。このままでは、現在、高齢者の方が続けることができなくなれば農業が無くなり、農地は荒地になる。 A20:農地の集約化、生産コストを減らす方法など幅広く意見も聞きながら対応していきたい。 Q21:農業の高齢化、後継者不足などは、ハード面だけでは、ダメだ。今、食糧危機も言われているが、このようになることは30年も40年も前から分かっていた。新規就農者を増やさない限り、あと5年もしない内にに農地は荒れる。その手立ては考えているのか? A21:新規就農者増に向けて市もできることはやっていきたい。
A22::農業委員会として新規就農者は増やしたい。しかし、他人に農地は貸したくない人もおられる。農地を減らさずに、農地は守りたいのだが。 Q23:重井田ダムの下側の道路で狭い所がある。拡幅して、せめて離合できる広さにして欲しい。 A23:「河内重井田線」の河内橋付近の約100mは調査して工事予定である。年度計画で6m幅となろう。 Q24:中国が日本団体旅行を許可したようだが。大村は、どう対応していくのか? A24:インバウンド需要を、どう生かすか、例えば大村でも多言語化なども進めている。 Q25:長崎空港の24時間空港化は、どのようになっているのか? A25:今は24時間空港になっていない。県管轄の空港なので24時間化になるように促進の要望を出している。福重では(農家民泊なども含めて)グリーンツーリズムも盛んなので、中国の方も来てもらえたらと期待している。
昨日の台風で第11分団(福重管轄)の扉が壊れた。これは直す。様々な意見などは持ち帰り検討したい。今日は、お疲れ様。 7)閉会 ----------・・・---------- <上野の感想> 福重地区は、「2020年7月6日、大村水害」の大きかった地区なので、近年その関係の要望が多いのが特徴です。それらにプラスして、今回の地区別ミーティングでは、上記の質疑応答(Q&A)の通り、新市庁舎、町内会(加入率や諸活動)、小中学校、農業関係など、多方面かつ具体的で沢山の要望や意見が出されていました。 特に、その中でも農業の後継者なしの状況下、農地が荒れて、また大昔の原野に戻りつつある現状は、本当に深刻です。そして、実りある対策が急務であることは、訴えられた通りでした。 最後になりましたが、上記ミーティングに参加された全員の皆様、お疲れ様でした。 ----------・・・---------- ・2023年の大村市地区別ミーティング関係:「7月20日、大村地区のミーティング」 「7月25日、鈴田地区のミーティング」 |
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関係ページ:大村市庁舎(市役所)の歴史 、「2017年4月10日、大村市・新市庁舎建設意見交換会(概要報告)」 、「2017年7月25日、大村市地区別ミーティング<福重地区>(概要報告)」 、「2018年5月24日、大村市新庁舎建設基本計画(案)の市民説明会(概要報告)」 |
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・初回掲載日:2023年8月11日、第2次掲載日:8月13日、第3次掲載日:8月15日、第4次掲載日:8月19日、第5次掲載日:8月19日、、第6次掲載日:8月31日、、第7次掲載日:9月5日 |