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福重の名所旧跡や地形
平四郎堰(へいしろう せき))平四郎井手(へいしろう いで郡川にある堰=渕、井手の一つ>
(写真1) 中央部:平四郎堰(へいしろう せき)平四郎井手(へいしろう いで) 場所:長崎県大村市 寿古町(郡川)
(郡川の河口から上流側へ約800m) 右奥:郡岳、左奥:武留路山
(写真2) 中央部が平四郎堰(長さ33.50m)、現在は可動堰 (写真3) 上流部から写した平四郎堰、右側に取水口などあり

概要紹介
 この平四郎堰(へいしろう せき)平四郎井手(へいしろう いで)は、郡川にある農業用水を取水するための井堰(いせき)と、用水路のことです。<注:上から1番目写真説明=平四郎堰郡川の中央部にある井堰。奥の左側の山は武留路山、次の右側が郡岳(826m) > ご参考までに、現在は、可動式の堰となっています。この堰の大きさは、高さ1.64m、長さ33.50mです。

(写真4) 手前右側は平四郎堰、最奥左側から郡岳遠目山経ヶ岳 

 なお、用水路の取水口は、郡川の右岸側=(写真1)では左側にあり、そこから写真左側方向に用水路が寿古町の田畑側に流れています。この場所は郡川の河口からならば約800mで、上流側に架かっている国道34号線の福重橋(通称:郡橋)からは下流へ約500m行った寿古町側に取水口はあります。

 呼称は、「 へいしろうせき」、「へいしろういで」と呼ばれています。このように何故、個人名の付いた名称なのかの由来は、まだ調べ切れていません。ただし、既に江戸時代に編さんされた(大村)郷村記には、同じ名称が表記されていますから、それ以前の相当古くから使われていると推測されます。

 このページ掲載写真でもお分かりの通り、ここから見える大村の山並みや周辺の景色は、先に掲載中の「本庄(本城)=渕=堰」とともに、一幅(いっぷく)の絵のような素晴らしい所です。

 あと、この平四郎堰は、江戸時代、大村藩が編纂した(大村)郷村記に、「平四郎井手」として記述されています。(この郷村記内容の詳細は、次の項目を参照)

平四郎井手の紹介
 今回紹介中の(現在呼称で)平四郎堰(へいしろう せき)は、先にも書いた通り、江戸時代に大村藩が編纂した(大村)郷村記に記述されています。現在、一般には活字版の「大村郷村記 第二巻」(藤野保 編)「福重村」100ページに下記内容が書いてあります。

(写真2) 中央部が平四郎堰(長さ33.50m)、現在は可動堰
  注:下記はホームページ用に見やすいように上野の方で太文字にしたり、一部、昔の漢字をパソコン用の漢字に直したり、改行や空白(スペース)は変えているので、あくまでも参考程度にご覧願いたい。もしも、引用などをされる場合は、必ず原本からお願いしたい。

一 平四郎井手 川横拾六間
  懸田四町六畝廿四歩半
  内三町三段八畝廿七歩半  蔵入
  同六段七畝廿七歩      私領


・現代語訳
 上記「(大村郷村記」を現代語訳にしますと、次の
青文字の通りと思われます。ただし、上野の素人訳ですので、あくまでも、ご参考程度に、ご覧願えないでしょうか。下記は、見やすいように普通文字、太文字や改行など変えています。

 ( )内は、私が付けた補足や注釈です。また、(大村)郷村記は、今回の記述だけではありませんが、真偽の問題さらには方角や距離違いなどが常にあり、注意が必要と思われます。

一つ 平四郎井手(用水路) 川横(川幅=井堰の長さ)は約29m
  懸田(耕作地=水田面積)は約40,346平方メートル
  その内、約33,612平方メートルは蔵入(直轄地)
注:下記用語解説参照>
  その内、約6,734平方メートルは私領(武士などの個人所有地)
注:下記用語解説参照>

(写真5) 平四郎堰(可動堰)の設置(工事)竣工の標示板 
注:用語解説>---下記の用語は古代・中世・江戸時代別でも、全国各領地別でも意味が違う場合がある。
 
・上記の場合の「蔵入」とは、(この耕作地は)「大村藩の直轄地」と思われる。

 ・上記の場合の「私領」とは、(この耕作地は)「大村藩の武士などの個人所有地」と思われる。

 補注:「川横(川幅=井堰の長さ)」の「拾六間=約29m」について---(写真5参照)現在、可動堰の長さは33.50mなので約4,5mの差がある。この差は現在と、江戸時代当時の計測差もあると思われる。しかし、それよりも近代になって左右の護岸(堤防)の整備(工事)によって川幅も井堰も広がったとも思われる。

補足
 



・関係ページ:「郡川」  「本庄渕(本城渕ほんじょう ふち)=本城堰(ほんじょう せき)

(初回掲載日:2021年6月8日、第2次掲載日:6月16日、第3次掲載日:6月21日、第4次掲載日:6月24日、第4次掲載日:  月 日)


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