2019年(大村市)小中学校郷土史クラブ成果発表会、福重小学校・郷土史クラブ(6)
さくらホール玄関の案内ポスター |
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富の原小学校、芝居で発表中 |
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日時:2019年2月2日、13時00分〜15時55分
場所:さくらホール
参加校:三城小学校、大村小学校、西大村小学校、中央小学校、竹松小学校、福重小学校、富の原小学校、西大村中学校、大村中学校、鈴田小学校、放虎原小学校、旭が丘小学校、郡中学校
出席:全体で230名(内、児童生徒・各校担当者は121名、他は一般の聴講者などは109名)
趣旨:この(大村市)小中学校・郷土史クラブ成果発表会の趣旨は、大村市内の小中学校の郷土史クラブが、2018年度1年間の研究成果を楽しく発表することにあります。今年度で、10回目と思われます。
今回の概要:
例年同様、各学校のステージ発表、作品展示とも、幅広く詳細でした。中には一般に知られていないような歴史事項も含めて、誰にでも分かりやすい内容でした。また、各小・中学校とも映写スライドを用いて、ハキハキと元気の良い声での発表でした。あと、富の原小学校は、衣装やアイデアにもこだわり芝居で表現していました。 (各学校の発表項目は下表を参照。詳細内容は省略)
そのようなこともあり、閉会挨拶で遠藤・大村市教育長は、冒頭「立派な発表だった。このようなことができたのは1年間の皆さんの努力、先生や地域の方々の援助があったからだろう。感謝したい」との主旨の発言がありました。
その後、ステージ発表のあった全学校の内容について講評があり、良かった点あるいは指摘事項などが具体的に続きました。
最後に、「今、グローバル化=国・宗教・男女間などを超えて進んでいる状況がある。これからは、奪い合い・取り合いではなく、分かち合い・分け合いの世界・社会である。大村や世界の歴史も知って欲しい。これから、また1年間、皆さんは来年の発表に向けて頑張って頂きたい。各学校の先生や保護者の方々へも、よろしくお願いしたい」との発言でまとめられました。
発表内容(注:二つ目の表は、作品展示のみ)
ステージ発表 |
(1) 三城小学校 |
大村の地名に隠された秘密 |
(2) 大村小学校 |
五教館ゆかりの偉人たち |
(3) 西大村小学校 |
三城城とその周辺について |
(4) 中央小学校 |
大村の「道」の今昔 |
(5) 竹松小学校 |
空港について |
(6) 福重小学校 |
いざ 福重の石仏のなぞへ |
(7)富の原小学校 |
つらい時代をのりこえて |
(8)西大村中学校 |
大村純忠とミライ |
(9) 大村中学校 |
木場龍踊について |
作品展示 |
・鈴田小学校 |
全校地域学習の取組 |
・放虎原小学校 |
千葉卜沈について |
・旭が丘小学校 |
「メダリオン」が見た世界について |
・郡中学校 |
草場の経筒について |
福重小学校・郷土史クラブの発表中 |
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福重小学校の発表内容:いざ福重の石仏のなぞへ
福重小学校・郷土史クラブの発表内容は、上表にある通り、福重の古い石仏でした。この調査・研究するのに、まず、1回の講話(「9月11日、福重の石仏の講話)、2回の石仏見学調査(初回:10月16日、弥勒寺町にある石仏、2回目:11月6日、福重町にある石仏)がありました。
そして、その調査や感想成果を文章でまとめ、発表用に準備しました。発表するまでは、何回かの練習や、1月29日、体育館(全校集会)でのリハーサルを経て、今回さくらホールでの発表となりました。
いくら古い石仏の多い福重地区でも、日常で接する機会は大人でもありません。そのような中で、大人でも、かなり難しいテーマでもあった石仏について、福重小学校の児童は、見たまま調べたままのポイントを実感こめて良く表現されていました。特に、10名全員、内容を暗記して、よどみなく、前を向いてハキハキとした発表でした。
鈴田小学校の作品展示について
鈴田小学校では、下記写真(ただし、一部の写真のみ)でもお分かりの通り、鈴田地区に残る史跡を研究し、展示しておられました。これは、6年生が下級生に史跡を教えることからの研究テーマでした。
そして、教える分野は、その専門(例えば鈴田大神宮、長崎街道などの個別テーマごと講話する人が違う)という地域の方が中心でした。そのような中で、上野も招いて頂いて、2018年11月1日に「鬼の石」や「地主大明神」を講話しました。その後、11月30日、地主大明神の見学含めて、各グループごと別の史跡に行って下級生へ教えていました。そして、そのような成果が、今回の作品展示になったと思います。いずれも手作りで、分かりやすい作品でした。
郡中学校の作品展示について
この展示内容は、2018年12月18日、郡中の図書館で開催した<「草場の経筒その1、その2、その3」の実物見学や上野からの講話内容を>をまとめて発表していました。
最後になりましたが、発表会の主催者、小中学校の郷土史クラブのメンバー、アドバイスされた先生、見学された各地域の方々、皆様お疲れ様でした。