福重小学校5年生と福重幼稚園の田植え(たうえ)
日時:2019年7月5日09時00分〜10時25分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:全体(目測)で約75名、(児童:43名、園児:15名、他:先生・保護者・関係者など)
指導員(しどういん):清水さん、沖田さんなど
主な内容
先週・今週と雨続きだったのですが、この日は曇空で田植えには、もってこいの天気でした。福重小学校の田植え(たうえ)は、総合学習の一つとして毎年おこなわれています。
それに、例年、田んぼ周囲の道路上で「お姉さん、お兄さん、頑張って」と声援を送っていた福重幼稚園の園児たちも今年は、田んぼに入り、一緒(いっしょ)に苗(なえ)を植えていました。
まず、今回も指導された清水さんから、田植えについて、主に下記<>内の説明(せつめい)がありました。
指導員の清水さんのお話 (写真3を参照)
< ここずっと雨続きだった。皆さんの行いが良いのか、今日は田植えができる。この稲(いね)の苗(なえ)は、今年6月から育ててきた。それが成長(せいちょう)して田植えができる大きさになった。最初、弱(よわ)よわしい苗だが、一か月もすると力強く(ちからづよく)なる。
米(コメ)には、たくさんの品種(ひんしゅ)がある。それらを大きく分ければ、水稲(すいとう)と陸稲(りくとうう)である。ただし、今はほとんどが水稲である。今日は、モチ米(こめ)と、ウルチ米(まい)の2種類を植える。<ウルチ米(まい)は、毎日食べている普通(ふつう)の米。モチ米は、正月などに食べるモチになる> 今日のウルチ米(まい)の品種(ひんしゅ)は、ヒノヒカリを植える。
この田んぼの水は、どこから来ているか知ってる人いるかな? (児童たちの方で「山から」 「川から」などの答えあり) 郡岳(こおりだけ、826m)に降った水は、野岳湖(のだけこ)そして水路(すいろ)や川の水も一緒(いっしょ)になって、ここに流れてきている。野岳湖(のだけこをつくった深澤儀太夫(ふかざわ ぎだいゆう)のおかげ水が来ている。米(コメ)には、日本に向ている作物(さくもつ)と思う。
これは何だろうか? これはジャンボタニシだ。このタニシがたくさん繁殖(はんしょく)、発生して稲(いね)などを食べてしまう。1980年代に外国(がいこく)から食用(しょくよう)として入ってきた。1回に100〜200個の卵(たまご)を産む(うむ)ので、駆除(くじょ)しても出てくるので農家(のうか)は、たいへん苦労(くろう)している。 >
などの話がありました。
田植え
清水さんの話しが終わった後、児童全員、手に苗(なえ)を持って田んぼに入りました。指導員や保護者(ほごしゃ)の方から、教えてもらいながら田植え紐(たうえひも)<15cm位の間隔(かんかく)で丸い球の付いた手植え用のひも>を目印(めじるし)に、大体同じ間隔(かんかく)に植え始めました。
一列終わったら、清水さんから「バックして」との号令がかかり、その後、十数列の田植えが続きました。最初(さいしょ)は、慣れていないため時間もかかったり、植えた列も曲がった状態(じょうたい)でした。しかし、3列目以降(いこう)になると上手になって、ハイピッチになっていきました。
また、苗がなくなり、育苗箱から先生から投げ入れてもらう時です。苗が落ちる田んぼの位置によっては、泥(どろ)が跳ね(はね)上がるので、そのたびに、ワーワー・キャッキャと、にぎやかな声も出ていました。
あと、福重幼稚園の園児たちも先生や保護者と一緒に田んぼに入ってきました。そして、その園児たちも、先生や5年生の見よう見まねで苗を数株(すうかぶ)づつ上手に植えていました。中には、田んぼに入ること自体はじめてなのか、楽しそうな感じでした。
そして、最終の一列も終わり全員、田んぼから上がり、泥(どろ)によごれた手や足を近くの水道で洗う時の顔付きが、最初と違って見えました。まるで「ちゃんと、田植えできたぞ!」みたいなの雰囲気で、なんか自信に満ちた表情にも見えました。
最後に、児童から指導された清水さん、沖田さん始め保護者の皆さんへ、大きな声で「ありがとうございました」とのお礼がありました。
今回、田植えに参加された福重小学校5年生の児童、福重幼稚園の園児はじめ先生、指導員、PTA、保護者、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。