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福重郷土史同好会
2013年の活動報告(4)

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第48回例会報告
日時:2013年5月21日18時55分〜21時00分 、参加:4名 、場所:福重住民センター

報告など
(前回2013年1月22日例会以降から主な事項のみ)
(1)1月23日と24日、大村ケーブルテレビ「歴史の散歩道」番組:内容は「〜近代建立の石碑をめぐる〜記念碑関係」
(2)12月26日、1月〜3月、福重地区の史跡説明板作成準備の打合せ数回実施(上野が文章作成)
(3)1月30日、新幹線予定地の竹松遺跡発掘現場の見学、5名参加
(4)2月〜3月、GPS計測器で福重などの各史跡の緯度経度を測定
(5)2月22日、宮代町の史跡調査とGPS測定
(6)3月7日、梶の尾の馬頭観音に、もう一体引っ越し(弥勒寺→松原本町→現在地)
(7)3月7日、鹿島、八大龍王(個人で建立)の写真撮影
(8)3月26日、福重地区史跡説明板設置作業(上野立ち会い兼写真撮影)
(9)4月5日、立福寺町老人会・郷土史講演会、上野担当(ケーブルテレビ取材あり)
(10)4月15日、石走道祖神と石走線刻石仏の資料が見つかる
(11)4月19日、長崎新聞に福重史跡説明板の記事が掲載される
(12)4月22日、日本道観ご一行(5名)が石走道祖神などを見学(増元さん、上野)
(13)5月3日、萱瀬地区各史跡をGPS計測器で緯度経度を測定

石走道祖神(福重町の石走) <CG加工写真、中央に円相、中央最下部に道看の文字>
三伯(松原一丁目、東光寺跡)
<青線の文字部分はCG写真加工>

<議題>
1)増元さんの御親戚の遺品から石走道祖神と石走線刻石仏の資料が見つかる(別紙参照)
(報告概要)
・(福重町、九州電通入口近くにある)石走道祖神石走線刻石仏の従来説を全てくつがえす様な50年前位の(ガリ版刷り)資料が見つかる。
・上記資料によれば、従来、石走道祖神の碑文は「道有」あるいは「道肴」と解釈されていたが、”道看(どうかん)説が書いてあった。
・4月に石走道祖神の地面を掘り拓本作業をすると、”道看”あるいは「道肴」と思える文字があった。(地面下にあった””の文字は、漢和辞典によれば”看”の俗字である)

・ 大村市文化振興の方々にも報告書を送り、文字の判断を仰ぐと「看ではないか」との答えがあった。これ以降、福重郷土史同好会では、石走道祖神の碑文は”道看(どうかん)とする。道看は、現在では道観と同じ文字と意味と思われる。

注:<国語辞典の大辞泉によれば、道観(どうかん)=1 道教の寺院。道士のいる建物。観。 2 仏語。人を感化して善に導くことと、みずから空(くう)の理を悟ること。化道(けどう)と空観。 >

このガリ版刷り資料の記述内容が正しければ、石走道祖神及び石走線刻石仏は、道教と関係があるのかもしれない。ただし、この件は、今後の研究がさらに必要だ。

・「謎の漢字二文字の石塔」に、この道看始め、陽林(弥勒寺公民館敷地内)、三泊(松原一丁目の東光寺跡)、陽白(松原一丁目の個人宅横)と、合計4基もある。道教の教祖と言われている老子(ろうし)の字(あざな)は”伯陽”である。この文字からすれば、先の陽林陽白三泊の文字と”伯陽”は、全て一文字づつ関係があると言うことになる。

・全体通して、石走道祖神石走線刻石仏さらには福重地区、松原地区に点在する「謎の漢字二文字の石塔」は、その碑文や50年以上も前のガリ版刷り資料などから、いずれも道教や山岳宗教などとの関係もあるかもしれない。ただし、この点の研究、調査はマダマダ初歩的段階であって結論は容易に出せない。今後も継続して考えていくこととする。

2)大村市史、3月26日に第一巻が発刊

・一冊5,000円 (福重地区内で購入希望者は上野まで。代行中)

3)大村で良く使われていることわざ募集中
・農業、漁業、子どものしつけなどが多いと思われる。何か、ご存じの方は教えて頂きたい。(数例あったが、この報告書では内容は省略)

4)福重郷土史同好会・発足10周年記念の年
・当初は福重郷土史講座(2003年11月10日、第1回講座)からスタート。 今年の11月で丸10周年となる。
・何か記念の行事 例えば空襲の講演、懇親会などは、どうか?
・討論の結果、10月〜11月頃の土曜日か日曜日に、郷土史講演会(例えば「大村・福重空襲を語る」)などを検討したらどうかで、まとまった。具体的には、今後の例会で考えていくこととなった。

5)史跡巡りについて
・上記の10周年記念行事との関係もあり、今年度は見合わせるが、何か希望地があれば出かけることとする。

次回の例会予定など
・次回の例会は、2013年7月16日(火)19時30分〜 、場所:福重住民センター

(以上)


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