大村の自然(山、川、滝、巨岩、石、洞窟、島、景観、その他)シリーズ | 日岳(ひだけ)、日岳公園 |
日岳ひだけ)、日岳公園 | ||||||||||||||||
(写真1) 中央部:日岳(ひだけ、258m) 頂上周辺は日岳公園。 奥の山並みは多良山系で右側は五家原岳(ごかはらだけ、1057.3m) この写真は対岸の諫早市多良見町にある「のぞみ公園」周辺から2022年7月30日に撮影した。 |
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(写真2) 日岳 三浦地区の山間地を南北に貫いている市道の脇から撮影した。 | ||||||||||||||||
概要紹介 名称:日岳(ひだけ)、日岳公園、 標高:258m 所在地:長崎県大村市日泊町 この日岳及び、その頂上部にある日岳公園の大きな特徴点は、頂上周囲の木が繁茂していなければという条件付きながら、360度見渡せるパノラマ的な眺望である。特に、西側の大村湾(海)、小島、湾曲した海岸線、南側の近くは諫早市街地、遠くは雲仙普賢岳、北側方向で長崎空港や臼島(うすしま)などが一望できる。そのロケーションの良さは、大村市内で抜群さを誇る。
また、この日岳は、標高(256m)で三浦地区では最も高い山である。そのようなことから頂上部には、神社、石塔類や史跡もあり、歴史の山である。そのため三浦地区(旧・三浦村)を代表する象徴的な山でもある。なお、このことは、三浦小学校の創立100周年記念誌の本の名として、「日岳」として表記されていることからも分かる。 ご参考までに、先に述べた見晴らし抜群の日岳に、車で頂上近くにある駐車場へ行く便利さも市内では、あまり例がない。日岳公園内は、そう広くはないが、芝生や草地であるため、子ども達の遊び場として家族連れで楽しめる場所でもある。 1)山の形状など まず、冒頭に書いたデータ通り、日岳の標高は、258mである。次に、(写真1、2、4)を参照願いたい。これらから分かりやすくいえば、日岳は、いくつも800mを超す多良山系に比べれば標高は高くない。だが、海(大村湾)との距離が短い分、その海から眺めれば標高以上に高くも見える印象がある。 また、(写真1、4)の通り、周囲に同じような標高の山がない分、日岳は、まるで独立した山のようにも見える。日岳の山容は、頂上部も、その周囲も含めて、なだらかである。逆に言えば、だからこそ、頂上部まで車で登れるということだ。それらは、(写真2)の通り、頂上から数十メートル下に広い畑、市道や会社の建物まであることでも良く分かる。 ・ほぼ360度のパノラマ眺望ができる山と公園 <注意:下記の日岳を始め他の大村の山からの景色は、数十年前の360度の眺望があった当時の内容であって、現在の状況ではない。念のため、それぞれの山によって現状は違うので、もしも引用参照されるならば必ず現地の山を直接確認してから書いて頂きたい> 大村市内には、360度の眺望可能な山が、いくつかある。(ただし、頂上周囲の木が繁茂していなければという条件付きで)例えば、多良山系の主峰として、経ヶ岳(きょうがだけ、1076m)をはじめ標高800mを超す山として五家原岳(ごかはらだけ、1057.3m)、遠目山(とうめやま、849m)、郡岳(こおりだけ、826m)などがある。あと、標高は、あまりないが、鉢巻山(はちまきやま、334.5m)、琴平岳(ことひらだけ、334m)と、今回紹介の日岳(ひだけ 258m)などである。 先の山で、標高800m以上の山は、登山靴をはいて登るが、それ以外なら、頂上からそう遠くない所に駐車場があるほど便利が良い。特に、この日岳の頂上周囲が、日岳公園として整備されているので、利便性抜群の山ともいえる。頂上周囲の木々が高木でなかった頃、東西南北の360度、つまり東側は五家原岳(ごかはらだけ、1057.3m)を始めとする多良山系、西側は大村湾・各小島・湾曲した海岸線(写真6参照)、南側は近くの諫早市や遠くの雲仙普賢岳(写真5参照)、北側は大村市街地や長崎空港などが見れた。 なお、長崎空港へ航空機が北側方向(R32)へ着陸する場合、この日岳の西横側(大村湾上空)は最終アプローチ(着陸体勢)のコースとなる。そのため、各種の飛行機がよく見える場所でもある。さらに、夜間の場合、満天の星空、大村や諫早の市街地の灯り、航空機の光輝くライトなども眺められる。 2)歴史など
日岳の頂上には、国土地理院の三角点(緯度:N32度52分13.4270、経度:E129度59分36.1417、標高:258.33m)もある。この頂上部直ぐ近くには、天照皇大神宮がある。(写真7参照) この関係か、どうかは不明ながら鳥居の額束(がくづか、銘板)、その他の石塔類の欠片(かけら)もあるようだ。(詳細は不明) ただし、(2022年8月現在で)詳細な調査ができていないので、この天照皇大神宮が近代に建立されたものか、あるいはそれ以前より古いものか不明である。 あと、頂上から少し南東側に下った駐車場やトイレもある所の周辺部には、日岳虚空蔵大菩薩(ひだけこくぞうだいぼさつ)がある。(写真8参照) また、この社(やしろ)周辺部にも、この虚空蔵菩薩と関係あるか、どうかの詳細は不明ながらも石塔・石碑類があるようだ。 なお、この虚空蔵菩薩は、江戸時代に大村藩が編纂した(大村)郷村記にも記述されている。(この件も別のページで詳細に掲載予定である) 以上のように、この日岳は、大昔から三浦村(現在の大村市三浦地区)の人々から崇(あが)められきた歴史がある。そのようなことから、三浦地区(旧・三浦村)を代表する象徴的な山ともいえる。 なお、既に先の項目でも紹介した通り、このことは、三浦小学校の創立100周年記念誌の本の名として、「日岳」として表記されていることからも良く分かると思う。 3)家族連れで楽しめる山と公園
とりわけ、草地になっている平地は、子どもたち含めて家族連れで、ゆっくり遊んだり、時季によっては植物だけでなく、昆虫や野鳥の観察もできる。 また、ここの南北2ヶ所ある東屋(あずまや)にあるベンチ(ばんこ)に座って遠くを眺めていると、ついつい時を忘れるほどだ。 地元の三浦地区振興会など日岳公園を園管理されている方々のご努力のおかげと思われるが、通年通して手入れの行き届いた綺麗な公園である。 補足 (この項目は準備中。しばらく、お待ちください) ・関係ページ:「日岳の天照皇大神宮」 (初回掲載日:2022年8月3日、第二次掲載日:8月6日、第三次掲載日:8月7日、第四次掲載日:8月12日、第五次掲載日:8月15日、第六次掲載日:8月26日、第七次掲載日:9月8日、) |
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