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大村の歳時記シリーズ 門松(かどまつ)
(写真1) 門松(かどまつ)の一例 (大村市今富町の大神宮にて。 2018年1月3日撮影)

門松(かどまつ)
 まず、門松松竹梅の言葉の意味からです。広辞苑によれば、「門松(かどまつ)=新年に、歳神(としがみ)を迎える依代(よりしろ)として家々の門口に立てて飾る松。松飾り。飾り松。立て松」 、 「松竹梅(しょうちくばい)=松と竹と梅、三つとも寒に堪えるので中国では歳寒の三友と呼んで画の題材とされた。日本では、めでたいもととして慶事に用いる」と解説してあります。
(写真2) 門松(今富町の大神宮
<2018年1月3日撮影>
(写真3) 門松(福重地区住民センター)
<2019年12月31日撮影> 
 つまり、新しい年になり、その豊穣(ほうじょう)を司る歳神様(としがみさま)を気持ち良く、直ぐに家に入って頂くために目印的な意味も込め、各家の玄関先に門松は飾られていると思われます。さらに、なぜ新年、正月がきたら祝うのかについては、既に「大村歳時記シリーズ(目次)」の初詣で』ページに掲載していますので参照願います。

門松の飾り内容と大きさなど
 大村市内でも全国でも、所が違えば幾分かは、門松の内容も違ってきます。全国の状況は不明ながら、(写真1)や(写真2)でもお分かりの通り、一般的には、南天葉ボタンしめ縄飾り杉の葉竹製袴(はかま)などが、多いのではないでしょうか。ただし、各家庭や業者によって、その内容が違っているのは、当然あります。

 また、 (写真1)や(写真2)でもお分かりの通り、一見しますと、どうしても竹が目立っています。しかし、門松の言葉や広辞苑の解説通り、主役はです。ただし、先の写真に飾られているのは、全て目出度く、縁起も見た目も良いものばかりです。あと、大きさや高さは、それこそ各家で様々でしょう。

  
大村市今富町の大神宮門松は、目測で150cmくらいあるようです。これは、神社用ですから、やや大きい方かもしれません。各家には、これより小さいものは数多く、逆に大きいのも例えば大村市役所の玄関先や会社などでも幾らでもあるでしょう。

 ご参考までに、島原半島観光連盟サイトの「橘神社・大門松」ページには、鳥居より高い門松が写真付きで紹介されています。そして、その大きさは、、(ギネスブック認定の)世界一の高さ(14m以上)があり、巨大な門松と言えるでしょう。 (注:この巨大な門松については、後の項目に写真付きで紹介している)

大村の門松について
 大村市内の年末年始に、各建物や各家の門口に飾られている門松の数は、簡単には数えきれないくらいあるでしょう。そのため、私の撮影した中で、一部のみを本ページに写真で紹介したいと考えています。なお、(写真1)〜(写真7)の門松のある場所や撮影年月日を紹介しますと、次の通りです。
 (写真1)=今富町の大神宮 、撮影2018年1月3日
 (写真2)=今富町の大神宮 、撮影
2018年1月3日
 (写真3)=皆同町の福重地区住民センター 、 撮影
2019年12月31日
 (写真4)=福重町の福重小学校の本館校舎 、 撮影
2019年12月31日
 (写真5)=皆同町の福重地区住民センター 、 撮影
2019年12月31日
 (写真6)=松原一丁目の松原八幡神社 、 撮影
2019年12月31日
 (写真7)=玖島一丁目の大村市役所 、 撮影
2019年12月31日

(写真4)=福重町の福重小学校・本館校舎門松 (写真5)=皆同町の福重地区住民センター門松
 (写真6)=松原一丁目の松原八幡神社門松  (写真7)=玖島一丁目の大村市役所門松

世界一の門松について
・雲仙市千々石町にある橘神社の門松(ギネスブック認定)高さ14m、胴回り8m

 標題について、島原半島観光連盟サイトの「橘神社・大門松」ページ内容を引用しますと、次の<>内のことなどが書いてあります。 <橘神社・大門松  橘神社鳥居前に、高さ14.1m胴回り8mの大門松が今年も登場! 同神社は三が日の参拝客が8〜9万人で県内では諏訪神社に継ぐ2番目に参拝客が多い神社です。 大晦日から1/6日まで夜のライトアップが行われます。>

(雲仙市千々石町)橘神社にある”世界一の門松”(ギネスブック認定)高さ10数メートルか
 上野は、2020年1月1日に上記写真のように快晴だったので、この門松の撮影に行きました。そして、第一印象が、「高いなあ。さすが、世界一だ」と思いました。この直ぐ近くにある鳥居も長崎県内では高くて大きい方でしょうが、それをはるかに突き抜けた感じに見えました。各家の玄関先か、敷地の門口にある普通の門松に見慣れている私にとって、「大きい」というより、むしろ「巨大だ」との形容詞がピッタリでした。

 また、門松下部の袴(はかま=こもや竹のある部分)上部に飾り付けの例えば、松・梅・南天などは、普通の何倍もありました。特に、松などは、ちょっとした若木の数本分もありそうな枝数や大きさでした。

シュトゥットガルトのホテル玄関両脇の松飾り
(2015年12月18日撮影)
ドイツ・シュッツガルトの松飾り
 念のため、この項目は、日本の門松を書いている訳ではありません。そのことからも、「大村歳時記(もくじ)」シリーズとも無縁な事柄です。ただ、上野は、国内外とも場所や時間も考えずに何でも興味を持っているものですから、次からの内容は、ご参考までに、ご覧願います。

 私は、2015年12月にドイツのシュトゥットガルトと、スペインのバルセロナへ旅行しました。<関係ページ:「シュトゥットガルト・バルセロナ旅行記」の「クリスマスの飾り付けがしてあるホテル」ページ参照> その時、シュトゥットガルトの小さなホテルの玄関前に、まるで「門松風の松飾り」を見ました。(右側の写真参照) 

 それを見て、私は、「これは、まるで日本の正月用の門松みたいだなあ」と思ったものです。ただし、ドイツは、クリスマス期間中ですから、正確にいえば「クリスマスの飾りつけ」でしょう。また、蛇足ながら、日本のように以外に、例えば梅、南天、葉牡丹、しめ縄などは、当然ありませんでした。

 あと、あまりクリスマスの知識がない私でも一応、この期間中の飾り付けならば室内でも市街地でも、三角形風のモミの木(マツ科の常緑高木)が定番かなあと思っていました。この松飾りは、私の見た目、モミの木というより、日本の松の木と同じような松の一種ようでした。その後、盛大に開催されているシュトゥットガルト市街地でのクリスマス市も見学したのですが、屋台(露天商)の飾りつけなどにも、この松飾りやモミの木は、至る所で見かけました。<この飾りつけは「シュトゥットガルトのクリスマス市その2(シラープラッツ通り)」ページなどを参照>

 場所(日本とシュトゥットガルト)も、目的(お正月とクリスマス)も全く違うのですが、人々が祝う気持ちを持って目出度い松を飾るのは、何かしら共通意識を感じました。

関係ページ:大神宮 、松尾神社 、福重地区成人式、 鬼火焚き

 シュトゥットガルト・バルセロナ旅行記」の「クリスマスの飾り付けがしてあるホテル

初回掲載日:2018年1月17日、第二次掲載日:2020年1月1日、第三次掲載日:1月10日、第四次掲載日:1月13日

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